1,700以上ある日本の市町村。その「まち」ならではの伝統料理、ご当地グルメ、地域を熱くし情を厚くするお祭り、インスタ映えするスポット。そんな各地の気になる情報を、全国にお届けするプログラム「週刊なるほど!ニッポン」
「週刊なるほど!ニッポン」編集長、落語立川流・立川志の輔門下の真打・立川晴の輔です。
彼氏彼女を連れて行ってすごく喜んでくれる博物館
今回のトピックスは「岐阜県多治見市にあるタイルの博物館が女性に大人気!?」
タイルと聞いて真っ先に浮かぶのは銭湯ですね。タイルは触るとひんやり、味わいは温かみがあるもの。
そんな「タイル」の博物館、タイルの生産量日本一を誇る岐阜県多治見市笠原町に2016年にオープンした、「多治見市モザイクタイルミュージアム」
タイルに特化した博物館…館内全てタイルで出来た壁だったりして…
芝生に不時着したUFOですコレは!
「多治見市モザイクタイルミュージアム」の学芸員、村山閑(のどか)さんにお話を伺いました。
-そもそも多治見市はタイルの町なのですか?
「はい、多治見市笠原町は日本で一番タイルを作っている町なのです。国内だけではなく海外にも輸出してタイルに関わる人が非常に多いです。」
-タイルって様々な種類があるのですよね?
「はい、その中でもモザイクタイルと呼ばれるものが得意分野で一番多く作っています」
-モザイクタイルとタイルの違いとは何でしょう?
「シンプルに大きさが決まっておりまして、モザイクタイルと呼べるものは50平方センチよりも小さいものです。例えば5センチかける10センチの、それよりも小さいものがモザイクタイル」
モザイクタイル(モザイクタイルミュージアム蔵)
-あ~勝手に正方形をイメージしておりました(笑)
「そうイメージされている方多いです。いろんな形があります。」
-タイル博物館を作られたきっかけは?
「タイルに関わる人を中心に笠原町の有志の方が、20年ほど前に様々なところからタイルや資料を集めるという活動を始めまして、1万点ほど集まったのでこれは是非とも皆さまにご覧いただき、タイルの魅力を知っていただきたいと、博物館が出来ました。」
多治見市モザイクタイルミュージアム外観 ©Akitsugu Kojima
-博物館の外観がこれまた…インパクトありますね。芝生に不時着したUFOのような(笑)
「(笑)それはまたユニークは発想ですね。タイルは中に粘土が入っているのですけど、山から掘ってまいります。その粘土の採土場が巨大な崖になります。それがこの建物を正面から見た形なのです」
-タイル博物館なのに何で外観にタイルが無いのだろう?と思っていました。
「(笑)近づいて見ていただくと、小さく割ったタイルがポツポツと埋まっています。」
人気の秘密はインスタ映え
-なるほど!噂によりますと女性に大人気だとか?
「皆さんインスタ映えを狙って最初からカメラを持って構えていらっしゃいます。外観だけでなく館内に入っていただいても、カラフルなタイルや様々な形のものがありますので若い方にとっては新鮮に映るようです」
多治見市モザイクタイルミュージアム4F ©HAYASHI Masashi
-若い人には珍しいのか…なるほど。ちなみに若い女性におススメのタイルとは何でしょう?
「インテリアに向いたオシャレな感じものがあります。カラフルな色合いで形も星になっているものとかハートの形とか葉など、可愛らしいのありますね」
多治見市モザイクタイルミュージアム4F ©Akitsugu Kojima
-タイルを自宅に簡単に取り入れることは出来るのですよね?
「展示だけではなく注文も可能となっております。見て気に入られた方が注文してご自宅で使われているようです」
-貼り方とか教えてくれるのでしょうか?
「コンシュルジュが丁寧に対応させていただいております」
モザイクタイル生産量日本一の町、インスタ映えする「多治見市モザイクタイルミュージアム」実際に行って見てみたいですよね。
「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題は「晴の輔さんの女性の好みは、「タイルを上手く貼れる女性」それとも「スタイルのよい女性」どっちだ!?晴の輔」
へへへへへへ。タイルとスタイル?ワタクシはスレンダーな方好きですよ。
決めました!
「タイルを上手く貼れる女性」だってね、スタイルは残念ながらいつか崩れるでしょう。でもタイルは頑丈ですから…
今日は、「岐阜県多治見市にあるタイルの博物館が女性に大人気!?」というトピックスでお届けしました。
「多治見市モザイクタイルミュージアム」では現在、特別展「東京の銭湯とタイル ―おとめ湯をめぐって―」が、6月10日(日)まで開催されています。
また、タイルを自由に貼って、オリジナル小物を作れるワークショップも開催しています。
詳しくは「多治見市モザイクタイルミュージアム」のHPをチェックしてください。
週刊なるほど!ニッポン 立川晴の輔でした!
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