お話しをうかがったのは、『NIPPONIA 小菅 源流の村』マネージャーの谷口峻哉さんです。

山梨県小菅村は県の東部にあり、多摩川の源流に位置する村。

9割以上が山林で、人口はピーク時の3分の1、およそ700人に減少した小さな山村です。この小菅村で、ユニークな地域再生の試みが始まっています。それは、地域に分散した古民家を再生し、村全体をひとつのホテルとして営業しようというもの。すでにリノベーションを済ませた宿泊施設が、4棟6室オープンしています。

2棟ずつ違うエリアに建っていて、それぞれの特徴が活かされた施設になっています。

食事は、エリアにより違います。「大家」というエリアでは、二十四節気をコンセプトに二週間ごとメニューが変わるコース料理。エリア内半径1km程の地元食材を中心に取り揃え、村の生産者の方々の思いもお皿にのせて表現していらっしゃるそうです。

宿泊された方からは、「初めて訪れた場所なのに、懐かしい気持ちになれた」「タイムスリップしたかのような時間をすごせた」という声が届いているそうです。

宿泊や食事は古民家を活用した施設ですが、村全体をホテルとする特殊な形態ですから、宿泊中に村の方々とふれあう機会もあります。お一人30,000円ほどの価格帯の宿泊施設で、こういったふれあいは希有なこと。「今後は、現在オープンしていない6つのエリアでもリノベーションを進めて施設を拡大していきたい」と話されました。

小菅村を訪れた時間のすべてが、新しい体験になりそうです。予約など、詳しくは『NIPPONIA 小菅 源流の村』公式サイトをご確認ください。

※画像は全て『NIPPONIA 小菅 源流の村』で撮影されたものです。建物、お部屋、お食事は、一部のみご紹介しています。