2016年から『命の参観日』という講演を始められた、玉城ちはるさん。

「同じ日本人だから、お母さんだから、親友だから‥あなたのことを何でもわかると思っているかもしれないけど、人のことはわからないもの」

「わかってもらえないことが、いじめや引きこもりの第一歩になってしまいます。だから、言葉にして自分を伝えないといけない」

と、全国の小中学校、高校、大学での講演の中で伝えつづけていらっしゃいます。

この講演を通じて知り合った人たちとLINE相談をはじめました。現在2,000人ほどの人たちとつながり、毎日200通くらいのメッセージが届くんだとか。この電話インタビュー当日も、「さっきまで14歳の女の子とやり取りしてました」と、教えてくださいました。

自分を伝える大切さを説くことは、「ホストマザー」としての活動が活かされています。

アジア地域からやってきた留学生だけでなく、両親が不在だったり一緒に暮らすことが難しい日本人の青少年と共同生活を送る中で、「お母さんなのに、どうして僕のことがわからないの？」と問いかけられた体験が、玉城さんご自身を変えました。一緒にくらす子どもたちに、「あなたのことがわからないから、教えて」と語りかけるようになりました。

玉城ちはるさんは、現在、「ひきこもり」のご本人や家族を支援するために、広島版のポータルサイトを立ち上げる準備を進めています。

玉城さんの故郷・広島で、ひきこもりの子どもたちの就労支援を行なう団体の方と親しくなり、一緒にポータルサイトを立ち上げることになりました。ひきこもりは、早い段階で対処しないと長期化・深刻化するそうです。そのため、「自分の症状に応じて、最初にどこに行ったらいいかがわかる」そんな広島版のサイトが立ち上がります。

このサイトの開設は、3月15日を予定しているそうです。

そして、今回、LINE相談を通じて感じたことを歌にした「ありがとう ごめんなさい 大好き 〜君が射す光〜」をOAしご紹介しました。他にも、三曲をレコーディングされ、先月と今月には配信で、そして4月にはCDでリリースされます。ぜひ、ご一聴ください。