中村こずえのSUNDAYHAPPYMAP

2021.01.20

寸劇で認知症を伝える「じゅんちゃん一座」!?

少子高齢化が進む中、認知症が私たちの課題となっています。
厚生労働省をはじめとする関係府省庁の調査では、2012年の時点で、認知症の人数はおよそ462万人。それが2025年には、65歳以上の高齢者の5人に1人、およそ700万人に上るという予測もあります。

今回お話しをうかがったのは、コミカルな寸劇と解説で、認知症の正しい知識を伝える団体「じゅんちゃん一座」の座長・竹内淳子さん。一座の役者さんたちは、竹内さんが声をかけ集まった介護士さんや保健師さんたちです。

竹内さんは、十和田市立中央病院・メンタルヘルス科の診療部長で、「じゅんちゃん一座」は青森県十和田市を拠点に活動していらっしゃいますが、依頼があれば日本中どこにでも出かけます。2020年11月までに10都道府県で200公演を重ね、小学校や職場の研修会など世代を問わない観客のべ3万人の方々の前で演じてこられました。その活動が認められ、昨年『読売福祉文化賞』を受賞されました。

活動で大切にされているのは、笑い。
目標は、「みなで助け合い、認知症の方もその周りの方も笑顔でいられ、笑顔の循環で元気になれる日常を作りたい。それをコロナ禍が収束した後には47都道府県で行いたい!」ということ。そして「認知症の方とご家族、みなさんにぜひ伝えたいです。」と、こんなメッセージをくださいました・・・
「認知症に実際に向き合う生活には、辛いこともたくさんあると思います。認知症になるということは不自由な生活にはなるのですが、認知症の方も周りの方々も不幸せになってはいけない。なので、悩みや辛さがあったら一人で抱えず、相談したり、いろんな人や制度のチカラを借りながら、泣いたり怒ったり‥でも最終的には笑えるようにやっていきたいし、それを「じゅんちゃん一座」は応援しています。」
 

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    パーソナリティ
    • 中村こずえ
      中村こずえ
      中村こずえ

      中村こずえ

      10月1日生まれ 天秤座。TOKYO FMアナウンサー出身。
      10代のころから今に至るまで、日本各地を旅し、47都道府県すべて訪れている。海外旅行も大好き。
      美味しい顔を見たくて(本当食べることが好きで)料理好きに。
      ワーキングマザーとして「簡単・テキトー・安い・早い・うまい!」をモットーとしたレシピ本を三冊出版している。
      スポーツはテニス、スキー、ゴルフ…すべて夫がコーチ!
      朗読の舞台公演や、講師の顔も持つ。

    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。