中村こずえのSUNDAYHAPPYMAP

2021.01.13

進化する:元祖「亀の子たわし」

かつてどの家庭、学校、会社にもあった、たわし。最近は、ちょっと縁遠くなってしまった方もいるかもしれない…このたわしと言えば、「亀の子束子」。100年を超える歴史ある品が、時代とともに進化しているんです。

1907年、明治40年の創業以来100年以上、品質にこだわって亀の子束子を作り続ける「亀の子束子西尾商店。」その直営店、谷中店が去年11月28日に移転。お店作りにも注目が集まっています。今回は、谷中店の店長・早戸千寿さんにお話しをうかがいました。

オレンジパッケージが目を引く「亀の子束子」は、レトロでかわいいという方がいる一方、現代風なキッチンに合い難いと敬遠する人もいるそうです。そこで、2014年には、まん丸の「白いたわし」が開発されました。

従来の、椰子の実の繊維をつかった素材もあれば、リュウゼツランの葉の繊維・サイザル麻をつかったとても柔らかな素材で作られるものもあります。見た目だけじゃなく、用途に併せて選べるんですね。特に、サイザル麻で作られた柔らかな束子は、身体を洗うのにも適していて、入浴中に足裏から足へと洗っていくことで血行も良くなる優れものです。

 

2015年には、「亀の子スポンジ」が発売されました。銀イオンが練り込まれ抗菌効果があるこの「亀の子スポンジ」は、グラフィックデザイナーでアートディレクターの菊地敦己さんの協力の下、スポンジに求められるスタンダードを追求された商品です。抗菌効果、水切れ泡切れ、そして女性の手に馴染むということを考えカタチにした結果、使用された方からは「弾力性が使いやすいし、へたり難い」という声が届き、『日本パッケージデザイン大賞2017』も受賞されています。

新しくなった谷中店は、銭湯を改装し以前の5倍ほどの広さになりました。外観にはその名残がありますが、一歩中に入ると全く違う印象のオシャレな内観だと評判です。コミュニケーションできるカフェ・スペースも併設されています。今は、感染症対策のためイート・インはお休みされていますが、テイクアウトはOK。公式サイトでは、様々な商品のネット通販も可能です。「洗い」に興味があるあなた、一度お立ち寄りください。

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    パーソナリティ
    • 中村こずえ
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      中村こずえ

      中村こずえ

      10月1日生まれ 天秤座。TOKYO FMアナウンサー出身。
      10代のころから今に至るまで、日本各地を旅し、47都道府県すべて訪れている。海外旅行も大好き。
      美味しい顔を見たくて(本当食べることが好きで)料理好きに。
      ワーキングマザーとして「簡単・テキトー・安い・早い・うまい!」をモットーとしたレシピ本を三冊出版している。
      スポーツはテニス、スキー、ゴルフ…すべて夫がコーチ!
      朗読の舞台公演や、講師の顔も持つ。

    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。