台風14号が、平洋沿岸の広い地域と伊豆諸島に被害をもたらした先週。いつ何が起こるかわからない災害への備えは欠かせません。神奈川県座間市にあるカフェ「COMMU-CAFE LINKS」の一角に、この６月、災害時に役立つアイデアを紹介する常設のスペースが誕生しました。その名も『本気防災　そなえ亭』。

地元の「ざま災害ボランティアネットワーク」という団体が、「COMMU-CAFE LINKS」を運営する認定NPO法人「きづき」のご理解と協力を得て、この展示とさまざまなイベントを展開していらっしゃいます。

お話しをうかがったのは、ざま災害ボランティアネットワーク・代表の濱田政宏さん。所属するボランティアのみなさんと一緒に、永年、災害を「我が家のこととして考える」習慣を普及することに尽力されています。座間市の街の中に出来た、ざま災害ボランティアネットワークの情報発信基地が、『本気防災　そなえ亭』です。

『本気防災　そなえ亭』で紹介されている重要な４点・・・

「出すこと（仮設や簡易トイレについて）」、「飲むこと（水の確保）」、「食べること（食糧の確保）」、「情報を確保すること（通信デバイスやラジオなどの電気を造る）」。

三密を避ける工夫をしながら８月に実施したのは、『マイ発電所プロジェクト』。小さな太陽光パネルを活用して蓄電し自分の（家の）電気を賄うこと、それを日常にすることを体験するワークショップでした。「平常時の中に防災をとけ込ませる」という思いを伝えるためのイベントでもあるそうです。

「COMMU-CAFE LINKS」とコラボレーションしている『本気防災　そなえ亭』では、「家庭環境、居住条件などで違う防災への課題」＝「複数ある小さな課題を小さなワークショップで解決する」そんな活動を続けたいと話してくださいました。

『本気防災　そなえ亭』