みんなの奥永源寺　代表取締　前川真司さんに詳しく伺いました。

奥永源寺エリアは滋賀県東近江市にある山のエリア。奥永源寺があって、その山奥のエリアをそうよんでいるそうです。このエリアは近年過疎化が進み、高齢化率も80％超える限界集落で、400人のうち６５歳以上が80％なんだとか。

そんなエリアに移り住んだ前川さん。ご出身は兵庫県宝塚市。動物や植物が小さい頃から好きだった前川さんは将来、牧場主になりたかったそうです。その後、高知県で農業を体験し、大学で改めて農業を勉強。滋賀県東近江市の農業高校の教員になられます。そのときに出会ったのが、「紫草」その栽培を通じて地域の活性化につなげたいと考えた前川さんは、地域おこし協力隊の募集をみて教員をやめて奥永源寺エリアに移り住んだそうです。

この紫草というのは万葉集にも記述があるものなんです。その日本最古の紫草が日本で唯一「市の花」として、東近江市に指定されている植物なんです。その紫草をつかった化粧品を開発した前川さんにどんな化粧品なのか伺ってみると、医薬品に紫草が使われている背景から、肌のトラブルと防いだり、メラニン色素を抑制したり、肌になじませる化粧品に効果を発揮することを発見。基礎化粧品を開発したんだそうです。

この基礎化粧品の原料「紫草」を栽培するために前川さんは耕作放棄地を活用し、地域住民と連携して原料を栽培しています。そして、現在クラウドファンディングを行っている「みんなの奥永源寺」目標額は600万円で現在70%くらいまできているそうです。今後は、仲間とお金を集めて商品の開発をし、国内外に向けて世へ出ていけるよう頑張りたい。と話してくれました。

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