スポーツライターの下角陽子さんに詳しく伺いました。

貴乃花部屋から千賀の浦部屋に移籍

力士が８人床山と世話人さん入れると１０人の方が貴乃花部屋から千賀の浦部屋に移籍。貴乃花部屋にはもともと９人の力士がいて合計17人になるんですが、部屋を移るということは私たちにとって転職というレベルではなく師匠が変わるというのは親が変わるということ。他のスポーツと違い、相撲というのは24時間関わるので、家族のような生活を強いられるということ。相撲をやっているだけの関係性ではないので、大変なことだろうなと感じているそうです。

稀勢の里関は初めてづくしな九州場所

白鵬関が右膝が痛くて休場。鶴竜関も右足が痛くて休場なんです。だから稀勢の里関としては初めて1人で横綱として望むという場所になり責任も重大な場所。稀勢の里関は過去貴景勝関に2勝2敗ということで貴景勝関をあまり得意としていない。ただ、稀勢の里関、今場所は前場所よりも状況がいいという風に言っていて、巡業での稽古も含めて非常に順調な仕上がり。稀勢の里関としてもどんなにつよい横綱でも初日がノっているとそのまますっといけるらしいんですが、以前の北の湖理事長でさえ、初日がすごい大事なんだとおっしゃっていたそうなので、1人横綱初めて経験しますし、次の日も結びの一番。1人横綱ということは最後の結びの一番を毎日とらなくてはいけない。それも初めてということなので、すごく緊張される場所になるのでは？と下角さんおっしゃってました。