自分をいじめていいことなんて一つもない

大正大学・文学部で教鞭をふるってらっしゃるたかのてるこさん。大学では紀行エッセイを書いているような異文化の人とどうやってコミュニケーションをとったらいいか。ということを教えているそうです。そして、この5月にN発売した『生きるって、なに？』を自費出版されました。この本は、「生きている意味がわからない」と大学の学生に言われて生まれた本。この本は世界の各地の子供達の顔や風景がたかのてるこさんの言葉とともに綴られています。疑問が答え、その答えが疑問に。その疑問の答えが疑問に、、、といった形で本は進んでいきます。学校とか、職場だけでいじめの問題って起きているわけではなくて、自分自身、日々やっていることだと思うとたかのてるこさんはおっしゃってました。人と自分を比べたり、私なんてと卑下したりなど、自分をいじめている、傷つけている行為だと思うとおっしゃってました。

たかのてるこさんの夢

『生きるって、なに？』こちら500円+税で販売されています。この本が売れたら、奨学金を無料にできる財団を作りたいという大きな夢があるんだとか。自分の教え子に将来の夢はなに？って聞くと大学を卒業して奨学金を返すこと？と答えるんだとか。それは夢ではないですよね。ヨーロッパの友達とかに日本の奨学金の話をするとそれはただの学生ローンやっていうんだそう。奨学金は世界では無料で給付すること。だから少しでも本を売って財団を作ることができればなと考えているそうです。