“夏を代表する食べ物”のひとつ、『枝豆』についてです。
■今週(7/3~7/7)のテーマ:『枝豆』
7/3(月) 『枝豆とは』
枝豆とは、“成熟していない、未成熟の大豆”のことです。
『枝豆』という種類の豆ではないんですネ。
ですので“枝豆と大豆の違い”というのは、“収穫時期の違い”で、
“成熟していない早い段階”で収穫すると、『枝豆』、
“成熟した状態”で収穫すると、『大豆』というわけなんです。
それでも現在では、品種改良によって、
“枝豆に適した専用の品種”というのも開発されています。
また植物の分類学上、大豆は『豆類』ですが、
枝豆は『野菜類』に属するそうです。
この『枝豆』という名前の由来ですが、
“枝が付いた状態で茹でて食べていた”ということから、
“枝付きの豆=枝豆”と呼ばれるようになったといわれています。
かつては、田んぼと田んぼの間の道、畔道(あぜみち)で
栽培されていたことから、地方によっては『畔豆(あぜまめ)』とも
呼ばれているそうです。
大豆の栽培の歴史はとても古く、日本にも紀元前の時代から、
栽培が行われていたと考えられています。
そんな大豆を、いつ頃から枝豆として食べ始めたのかといいますと、
ハッキリしたことは分かっていないそうです。
一説には奈良時代、あるいは平安時代ともいわれているそうです。
【感想】
成熟しきったら大豆で、未成熟は枝豆なんですネ。
そして、ここまでは野菜扱いなんですネ。
枝豆って、おいしいですよネ。
ビールのおつまみに枝豆サイコー!といわれていますが、
私はビールではなくても、枝豆どんぶり一杯食べちゃうくらい大好きです。
7/4(火) 『枝豆の種類』
“枝豆”として栽培されているものは、皮やサヤの産毛の色の違いから、
大きく3つの種類に分けられます。
1つめは、『白毛豆(しろげまめ)』です。
鮮やかな緑色のサヤのところに、白い産毛が生えていることから、
この名前が付いたとされています。
またの名を『青豆』ともいいます。
白毛豆はクセがなくて食べやすい、一般的な種類の枝豆で、
日本で最も流通している枝豆が、この白毛豆です。
2つめは、『茶豆』です。
見た目は白毛豆の枝豆とほとんど変わりませんが、
よく見ると豆の部分の薄い皮や、サヤの産毛の色が
少し茶色っぽいです。
また甘味と香りが強くて、風味が良いことから人気です。
そして3つめは、『黒豆』です。
おせち料理に『黒豆』ってありますよネ。
本来ですと煮豆として使う黒大豆を、熟成の途中に収穫したものが
黒豆の枝豆です。
その中でも、兵庫県丹波篠山市の『丹波篠山黒枝豆』は、
10月の2、3週間ほどしか食べることができないため、
“幻の枝豆”と呼ばれています。
【感想】
普段いただいている枝豆は白毛豆なんですネ。
産毛の色かぁ。なるほど。
茶豆も甘味が豊かで、ほんのりクセがあって、
それこそクセになるおいしさですよネ。
そしてそして、丹波の黒豆!
これ、最高においしいですよネ!
いや~、話しているだけで枝豆が食べたくなりました。
もう今夜は絶対、枝豆買って帰ろうと思います。
どれもこれも大好きです。
7/5(水) 『枝豆の豆知識』
日本には特定の地域で、昔から栽培されてきた枝豆があります。
それは地域の農家の方によって、代々受け継がれてきた品種で、
希少価値が高く、『ブランド枝豆』とも呼ばれています。
そのひとつが、『だだちゃ豆』です。
茶豆を代表する品種で、山形県鶴岡市周辺の限られた地域で、
江戸時代から、地元農家の方が大切に守って
生産されてきた枝豆です。
この『だだちゃ』とは、方言で『お父さん』とか『親父』といった意味が
あるそうなんです。
江戸時代、この地域のお殿様に、この枝豆を差し上げたところ、
その美味しさにとても感動されたそうです。
そして、“この枝豆は、どごのだだちゃの作った豆だ?”
“あのだだちゃが作った豆が食べたい”と言ったことから、
“お父さん・親父の豆=だだちゃ豆”になったとする説が
通説とされています。
この『だだちゃ豆』と並んで、『ブランド枝豆』の代表のひとつが
新潟県の『くろさき茶豆』です。
現在の新潟市西区黒崎地区で栽培されていることから、
この名前が付いたとされています。
くろさき茶豆の最大の特徴は、“独特の香り”です。
その香りは”ポップコーンの香り”にも例えられ、
茹でると美味しい香りが広がるそうです。
【感想】
だだちゃ豆、もう大好き!
甘味がクセになりますよネ。
“だだちゃ”って、“お父さん”っていう意味なんですネ。
イイ名前ですネ。
くろさき茶豆は、ポップコーンの香り・・・。
どんな味なんでしょう?
食べたことあるのかぁ・・・。
なんかハッキリしないので、今年もし手に入ったら
食べてみたいなと思います。
枝豆、私、ホントにテンション上がります。(笑)
7/6(木) 『枝豆の栄養』
大豆は“畑の肉”と呼ばれるほど、栄養価が高いですが、
枝豆も同じように栄養が豊富です。
良質のタンパク質や脂質の他、カルシウムやビタミン類、食物繊維、
さらには鉄やカリウムなど、ミネラルを豊富に含んでいます。
まさに“大豆のイイところ”と“緑黄色野菜のイイところ”の
両方を兼ね備えています。
枝豆には、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがある
ビタミンAやビタミンCが含まれていますが、
実はこれは成熟した大豆には、含まれていないそうなんですネ。
また、枝豆に豊富に含まれるビタミンB1は糖質をエネルギーに変え、
新陳代謝を促す働きがあることから、
疲労回復や夏バテ防止に役立つとされています。
さらに枝豆に含まれる、必須アミノ酸のひとつ『メチオニン』には、
アルコールの分解を助け、肝臓の負担を和らげる働きがあるそうです。
ですから“ビールに枝豆”というのは、
とても“理にかなった組み合わせ”なんだそうです。
そして枝豆はサヤに守られているため、茹でても
あまり栄養価が失われにくい・・・という利点があるそうです。
【感想】
枝豆って、イイことずくめの食材なんですネ。
私、茹で上がった時の香りも大好きで、
そのあとザルにあげて、塩を振って混ぜるじゃないですか。
あの時のキレイな色とあの香りが大好き!
サヤから飛び出してくる元気な枝豆。
ピンピンって出てくるじゃないですか。
あんな元気ハツラツの可愛いお豆を、
今年もたくさんいただけたら嬉しいなぁ~。
栄養価も高いし、皆さんも今夜いかがでしょうか。
7/7(金) 『枝豆の雑学』
2021年の枝豆の全国の収穫量を見ますと、
一番多いのが北海道で、全体の約14%を占めています。
2番目に多いのが群馬県、そして3番目に多いのは千葉県。
以下、山形県、埼玉県、秋田県、新潟県・・・と続きます。
参考までに、その前の年2020年は、1位が群馬県で、
2位が北海道、3位が千葉県でした。
そんな枝豆ですが、海外でも“日本食ブーム”とともに、
注目が集まっています。
名前もアルファベット表記で、『EDAMAME(エダマメ)』です。
枝豆は大豆ですから、ヘルシーで栄養も豊富で、
さらにベジタリアンやヴィーガンの方でもいただくことができます。
食べ方も日本のように塩茹でしたり、またはサヤから取り出して、
サラダやスープといったお料理に使ったりしているそうです。
宮城県などの郷土料理に、枝豆を使った『ずんだ』があります。
塩茹でしたあと、サヤから豆を取り出し、薄い皮をむいて、
すり鉢でよくすり潰して、お砂糖とお塩、お水を加えたものです。
海外でもこの『ずんだ』のように、枝豆をディップにして
クラッカーや生野菜につけて、いただいたりしているところもあるそうです。
【感想】
枝豆、やっぱり海外でも大人気なんですネ。
ずんだ餅もおいしいし、おいしいものは世界共通ですネ。
でも、こんなおいしい素敵な食材、枝豆・大豆を
私たちは昔からいただけている・・・。
本当に幸福なことですよネ。
【今週の感想】
本当に私は枝豆が好きで・・・。
今週はクチの中が思いっきり枝豆になりました。(笑)
同じ枝豆でも、いろんな種類があることが分かりましたので、
この夏は食べ比べてみたいです。
できれば全部。(笑)
今年の夏も暑さが厳しいですから、栄養たっぷりの枝豆を食べて、
元気に乗り切りたいですネ。
【お知らせ① 次週(7/10~)からのテーマ】
暑い日は食べたくなりますよネ。『かき氷』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー
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