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2020.12.11

有機栽培農家の宮本暢常さんが育てる”生”で食べれる春菊 その栽培の話

株式会社「農人たち」代表、有機栽培農家の、

宮本暢常さん登場。

「農人たち」で行っている活動についてだけでなく、

生で食べれる春菊栽培の話、

IT企業から農家への転身からビジネス展開、

冬でもオススメな家庭菜園のコツなど伺いました。

農人たち 詳しくは コチラ

 

 

生で食べられる春菊

現在は、栃木県宇都宮市で農家を営んでいて、

生で食べられる美味しい野菜を有機栽培で作っている。

栽培した後の販促活動まで手がけていて、

およそ100種類の季節野菜を作っている。

クセの強い春菊も生で食べられると好評で、

苦みやエグみが抑えるよう工夫をしている。

有機栽培は通常の作り方よりも、とても苦労は多いが、

普通の野菜と同じような価格帯で販売している。

今は高島屋ファームや通信販売、地元の宇都宮で野菜を販売している。

「農人たち」は、野菜作りはもちろん、

店舗を紹介したり、いろんな生産者と一緒にイベントを行ったり、

加工品を手がけるなど、生産者たちを繋ぎ合せるような役割を担っている。

 

IT企業から農家への転身

元々はIT企業に勤めていて、

働いている時からITという形の無いものを

販売するという事に疑問を持っていた。

歳を重ね、手に触れられるものを

仕事にしたいと思っていた矢先、2011年の震災を受けて、

自然の脅威を感じたと同時に、物作りを仕事にしようと思い、

農業を始めることを決意した。最先端と呼ばれるITから

ある意味、真逆で原点とも言える農業に挑戦したくなった。

地元でもある栃木県宇都宮の畑で取れたアスパラガスを食べた時、

想像を上回る美味しさを大きな感動を覚えた。

リスクなどを考えず気づけば農業を始めていた。

最初はうまくいかず、様々な農家へ修行に行った。

 

「農人たち」の活動

株式会社「農人たち」では野菜を育てるだけでなく、

農業を主軸に様々な活動をしている。最近は「体験型」

という事をテーマに草むしりなどの農業体験、

昔ながらの原風景の里山をプロデュースし、

農園自体を歩いて楽しめるような

テーマパークにするという景観プロジェクトに着手している。

農業にとどまらず、一次産業や陶芸家の方々と生産者

とのマッチングの手助けも行なっている。

プロフェッショナルの人達と出会うと、ついつい農業とマッチングさせたく

なってしまい、どんどん新しい企画を思いついてしまう。
そんな農業体験を通して、耕作放棄地など復興や

自然を守る活動などへ、還元していければと考えている。

 

 

冬にオススメの家庭菜園

冬に家庭でも簡単に出来る家庭菜園は少なく、

10〜20種類と言われているが、

中でも特に簡単なものは「カブ」。

プランターなどに土を入れ、少量の水を

毎日あげるだけで順調に育っていく。

太陽光は必要だが、ベランダなどで十分栽培可能。

次にオススメしたいのが「ほうれん草」、カブと

同じような作り方で、虫なども付着しにくい。

肥料は有機肥料をオススメしていて、有機肥料は

肥料成分は弱いが、ゆっくりと育ち、虫なども付きにくい。

虫対策は、防虫ネットを付けることが一番効果的。

室内であれば、小さい玉ねぎなどをそのまま土に植えて

「葉タマネギ」というものも比較的簡単で美味しく栽培することが出来る。 

 

あるものを数える

農業に少しでも興味があるならば、

まず思い切って、初めて欲しいと考えている。

農業をやる上で大切にしている事は、何よりも「土」で、

農業にも、ITにも共通していることは「人」の大切さだと思っている。

農業一つとっても栽培する人、肥料を作る人、販売する人など、

様々な人が協力して初めて成り立っている。

そして、農業を始めてから「あるものを数える」

という事を信条にしている。土地も技術も無い状態から

農業をスタートしたため、無いことを嘆いていては

何も前に進まなかった。例えば「晴れ間がある」だとか、

些細なことでも今ある物や事を数えて前に進む事が大切。

これからは農業に興味がある人たちの

スタートアップを更にフォローしていきたい。

 

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