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2019.11.15

元プロ卓球選手 四元奈生美さんが語るこれからの卓球

11月11日(月)からは、

元プロ卓球選手でスポーツウェアデザイナーの、四元奈生美さん登場。

プロ時代の話はもちろん、指導者、母、そしてウェアデザイナーと

様々な顔を持つ、卓球界のジャンヌダルクに迫ります。

オフィシャル ブログ コチラ

衣装のルーツは原始人

元プロ卓球選手で、今はコメンテーターや、デザイナー、

ママプレイヤーとして活躍している。

初めて卓球のウェアをデザインしたのは中学生の時。

卓球のウェアが全体的に、地味なものが多かったため、

自身で配色など、簡単なデザインを考えて発注した事がルーツになっている。

卓球の使用後で使えなくなってしまったボールを

鮮やかな色で塗り、アクセサリーとして使用している。

注目を集めるきっかけにもなった、ワンショルダーの卓球ウェアは

当時は3年ぶりの全日本出場の時で、「生まれる」というテーマで

ウェアをデザインした。生まれる=人間のルーツという事で、

原始人の服をイメージしてデザインしたため、

ワンショルダーの艶やかな衣装になった。

どのウェアのデザインも、テーマ・デザイン・機能性と、深いこだわりがある。

 

卓球一家

卓球を始めたのは4歳の時、母と姉が先にやっていたため、

物心ついた頃には、自然に卓球を始める流れになっていた。

小学校の頃は母によく教えてもらっていて、

母は、卓球指導者の講習会などに行き、

メモを取って、娘二人に卓球を教えるために多くの努力をしていた。

小学校の頃は、本当に卓球をする事が当たり前で、

自分で始めたわけではなかったので、何となく試合の日に

試合に行くような形で、生活の一部という感覚だった。

高校生3年生のインターハイ後に、世界チャンピオンに会う機会があり、

チャンピオンのオーラに圧倒され、初めて本気で強くなりたいと思えた、

当時は今ほど日本の卓球のレベルは高くはなく、

メジャーなスポーツでもなかった。中国超級リーグという

世界最高峰のリーグに行くチャンスを掴み、

世界の卓球を体験するべく、強い意志で望んだ。

 

世界トップクラスの日本の卓球

すでに日本の卓球は世界でもトップクラスと言われていて、

ここ数年は特に、若い選手の活躍が目立っている。

現在は、とにかくジュニアの育成に力を入れていて、

ナショナルチームの「トレーニングセンター」

という所に全国の優秀なプレイヤーを集めて、

泊まり込みで練習を行なっている。早い子供では、

2歳半くらいから卓球を始める事もあり、

4歳ごろになると、試合に出場する選手も少なくはない。

自身の子供ももう卓球をやっていて、

小学校に入る少し前に卓球のチームに入り、仲間たちと切磋琢磨している。

実際、周りの子に比べると、始めるのが遅いため

友達に追いつくべく、毎日夕方から夜まで練習に励んでいる。

自身も、卓球のコーチの資格を取得し、イベントなどで

全国で指導をする機会も増えている。

 

 

ジュニア選手の実力

育成や指導に関しては、次世代の卓球プレイヤーの

背中を押していければと思っているが、

今のジュニアのレベルは本当に高い。

自分で子供たちに指導していて、ジュニアの選手たちの実力に驚くほどで、

そのレベルは、卓球の強豪国、中国を凌駕するほど。

特に技術の進化が目まぐるしく、以前ならば、プロになってから

覚えるような技を、ジュニアの選手たちは既に習得している。

また、卓球に大事なメンタル面も強く、

現実的にオリンピックや世界大会を目標に

頑張っている子供達が多い事も大きな要因になっている。

例えば、「チキータ」と呼ばれる、バナナのように曲がるショットなど、

以前ならばプロ選手でも、やらないようなテクニックを

子供達は実践している。さらに日本の選手が世界で勝つためには、

若い選手たちの力と、意外性や新しい戦略などが鍵になってくる。

 

 

今後の活動

今後は自身のスポーツウェアブランドをもっと大きくしていきたい。

デザインの勉強をするために、学校に通っていたほどで、

今後も可愛い卓球のウェアを考案したい。

何より選手たちに喜んで欲しい、そして、そのウェアを見て、

羨ましいと思って貰い、卓球を好きになって貰えるような、

ウェア作りを心がけていきたい。

卓球場に映えて、なおかつ機能性の高さなどを重視しつつ、

卓球選手だからこそ作ることができるウェアを開発していきたい。

今は、ホームページやPRのムービーなども

全て一人で制作している。日本だけでなく、

世界中の選手のウェアを手がけたいと思っていて、

既に、企業やクラブチームから依頼もきている。

指導者や、プレイヤーとしても今後も頑張っていきたいが、

何より今は自身のブランドを広めること、そのウェアを通して

卓球そのものを広める手助けができればと考えている。

 

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