上柳昌彦 ラジオの人

2024.12.13

松重豊さんの映画とエッセイ

今の番組を始めてから大きく変わったことの一つに昼ご飯をそれほどしっかりと食べなくなったことがあります。

朝は夜中に起きて乳酸菌飲料を飲みヨーグルトを食べてニッポン放送へ。番組を準備しながら午前3時頃におにぎりを一個、番組が終わって6時半頃におにぎりと魚肉ソーセージかゆで卵とバナナを食べます。

夜は5時を過ぎれば自宅でお酒を飲みだし5時半頃には夕飯を食べるという生活です。

朝食と夕食の時間が少々短いので昼にしっかり食べてしまうと、夕飯の時にまだお腹が張っているので、なんとなく昼は軽めにサラダバー的なものをデスクでつまんで豆乳を飲むくらいになりました。

そんな私が先日なんと二日続けて昼を外で食べたのです。

15日日曜日、松重豊さんが鶴瓶さんの番組にご登場という事で松重さんの食に関するエッセイ集「たべるノヲト」(マガジンハウス)を拝読していると、有楽町からほど近い店が2軒文中に登場したのです。

それが松重さんの文章で紹介されているのですが、脳内には井之頭五郎さんが語っている映像がどんどん浮かんできて、これは是非足を運ばなければというモードに一挙に入ってしまったという訳です。

詳しくは本を読んでもらいたいのですが、一軒は東銀座にある韓国ではポピュラーらしい干した鱈のスープランチで、韓国家庭料理の辛さはなく、ただただひたすら優しく胃の中に入っていって「大丈夫ですよぉ。やさしくしてあげますからねぇ」という声が聴こえてくるような味わいのスープで、女性客が多いことにも納得でした。

もう一軒は丸ビル6階の博多ラーメンのお店で、福岡出身の松重さんが通う理由がよぉくわかりました。

そんな松重さんが企画、制作、脚本、監督作品の「劇映画 孤独のグルメ」は2025年1月10日公開です。

2年前から松重さん自ら様々な店を食べ歩きシナリオハンティングを重ねて完成した映画です。

映画に関しては12月15日㈰午後4時からの「笑福亭鶴瓶日曜日のそれ」で、ゲストの松重豊さんのお話をラジコなどを駆使してお聴きいただければ幸いです!

PS

一人だけ早い時間に夕食を取る私のために毎日準備してくれる妻には、もう感謝の気持ちしかありません。