久しぶりに六本木ヒルズの52階まで上がりましたが、静かに高層階へ向かうエレベーターの室内はやはり若干の緊張感に包まれます。
到着したのは52階の展望台に併設する森アーツセンター
ギャラリーで開催中の「ポール・マッカートニー写真展」の会場です。
1963年12月から1964年1月にかけてポール・マッカートニー自身が彼のカメラで撮った作品250枚が展示されています。
ビートルズに詳しい方ならピンときたでしょうが、この時期の彼らは「I Want To Hold Your Hand(抱きしめたい)」が全米一位になりパリ、ニューヨーク、ワシントンDC、マイアミなどを訪れています。
リバプール出身の若者はアメリカの空港では多くのファンの大歓迎を受け、マスコミからは取材をされ、TV番組「エド・サリバンショー」では演奏を披露しています。
そのように自分たちの環境が大きく変化していく様をポールは彼の目線でシャッターを切っています。
もともと写真を撮ることが好きだったそうで、自分たちを写すカメラマンたちにも撮影に関するアドバイスを様々受けたそうですが、テクニック以前にポールの写真には彼の人柄がにじみ出ていました。
被写体となったメンバーやスタッフはまるで自宅でくつろいでいるようなリラックスした表情だったのは「ポール、君が撮るのかい?さぁいつでもいいよ」という雰囲気が作れる関係性だったからでしょう。
また自分たちが乗った車をファン追いかけてくる様子を後部座席から振り返って撮った1枚は、その後の映画「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」の撮影のヒントにもなったそうです。
ポールの父親やジョージ・ハリスンの両親、共演したシルビー・バルタンをパリの劇場の舞台袖からの写真など貴重な作品も見ることも出来ました。
私が惹かれたのは手前の花にピントを合わせ、その向こうでギターをつま弾くジジョン・レノンをあえてぼかした作品と、ニューヨークでメンバーが乗る車の横で彼らを警備する警官の腰の拳銃と弾のアップの写真でした。
今は状況が変わったかもしれませんが、当時のイギリスでは警官は銃を所持していなかったので珍しかったからアップで撮ったんのだそうです。
まだまだ感想を書きたいのですが、この続きはまた番組などで。

(チラシに写っているのはロンドンで知人の屋根裏の部屋に居候している際に、部屋の鏡に写った自分を撮ったもの)
「1964年 僕たちは台風の中心にいた」と言うポールやビートルズのメンバーから世界はどのように見えていたのかがよくわかる 「ポール・マッカートニー写真展」は、7月19日㈮から」9月24日㈫まで会期中無休で六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティービューで開催されています。

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