5月26日金曜日の夜に高嶋ひでたけさん、松本秀夫さんとのトークライブ「ラジオ de SHOW」が大井町きゅりあん小ホールで開催されました。
トップバッターだった私の一人トークの後、松本さんがトーク中に地震が発生しましたが松本さんの冷静なアナウンスで会場内に混乱はありませんでした。
しかし茨城や千葉では震度5弱が観測され、千葉を中心に鉄道の運転見合わせや遅延のニュースも入ってきました。
そのような情報も交えながらも最後まで公演を行う事が出来ました。
もちろんライブを楽しんでいただいている間に、不安を煽るような話をする事は無粋だという考えもあるかもしれませんが、私は揺れの中で昔の体験を瞬時に思いだしたのでした。
80年代後半か90年代初頭にデーモン小暮閣下がご出演の舞台を観ていた時の事でした。まさに公演中に地震が発生し場内に緊張が走り芝居どころではないざわついた状況になったのです。
その時ちょうど舞台の袖から登場したのがデーモン閣下で開口一番こう語り始めたのでした。
「うーむ。先ほどの地震はかなり揺れたがみなの者は大丈夫であったか?聞くところによれば震源は○○でマグニチュードは○。震度は○でこのあたりも震度○であったそうである。」
そして閣下は観客がホッと一安心した状況を見極め、その後きわめて自然に自らのセリフに戻り芝居を再会させたのでした。
もちろん芝居を中止するような大きな災害は発生していなかったという事もありましたが、この時のデーモン閣下の機転をきかせた対応にいたく感心したのでした。
明らかに地震が多発している昨今、放送中やイベント中にもしもの事態が発生した時の事を想定しなければと改めて肝に命じた次第です。
ちなみに地震は、次のトーク担当の高嶋さんが練習を重ねてきたハーモニカで「男はつらいよ」を演奏する際、寅さんに扮した私が口上を述べるべくスタンバイをしている時に発生しました。
揺れの中、ステージでアナウンスしている松本さんをフォローすべく舞台に飛び出そうとしましたが、パナマ帽にチェックのジャケットを肩からはおり腹巻姿であることに気が付きとっさの判断で止めておきました。
これが正しかったのかどうかは皆さんの判断に委ねたいと思います。
今回のライブでは松本さんと私が歌とギター、高嶋さんがハーモニカで「ロコのバラード」という新曲を披露しました。
松本さんからお借りしたギターの弦はサビついていて糸のこぎりの刃のようで指が超痛く、コードをろくに押さえられなかったよい言い訳になりました。ありがとう!松本さん!
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