スタジオと自宅の往復をしているだけで1週間が過ぎてゆきます。
自宅に帰れば玄関で衣服に残り少ない除菌スプレーを吹きかけ、そのまま浴室に直行してシャワーを浴びるという日々。
交通機関を利用して移動をしスタジオでワーワーしゃべっている関係上、基本的に外出しない家族には様々気を使っております。
医療、交通、運輸、スーパー、清掃、その他インフラ関係に携わる方々は、よりご苦労されていることと思います。
さて昼前には帰る日々の中、読んだり観たりしたものを二つご紹介します。
まずは日本銀行本店や東京駅の建設に携わった建築家の辰野金吾氏の生涯を描いた門井慶喜さんの「東京はじまる」(文藝春秋刊本体1800円+税)です。
辰野金吾という人がいなければ今の東京の風景はずいぶんと異なったものになったことや、非常に人間臭い一面を持つ建築家であったこともわかりました。没年は1919年です。
そうです、第一次世界大戦を契機に世界に広まったスペイン風邪で最後は命を落としているのですねぇ。昨今の情勢の最中に読んでいたので驚きました。
次はこちらです。
立川志の輔師匠のパルコ劇場で行われた「志の輔落語」のDVDボックスから「狂言長屋」を観ました。
落語の途中でいきなり狂言が始まるという攻めに攻めた落語ですが、まくらの語りで給付金が12000円払われる話から、毎日一人1円ずつ出し合って32年間毎日1億円のロトをやるのはどうだろうという展開に。
そうなんです、リーマンショックの2009年の公演だったので、12000円の定額給付金が話題になっていたのですね。
さて今回の全世帯10万円ならば志の輔師匠は何を語るだろうと思いましたし、では私ならばと知恵を絞ったものの良いアイデアが浮かばない…
(ちなみに先日志の輔師匠のご子息の「梅干しプロデューサー」という肩書をお持ちの竹内順平さんにインタビューしました。楽しかったです!5月の月曜と金曜の番組コーナー「食は生きる力」に登場します。)
図らずも今の時代にリンクした2作品でしたが、どちらも発表されてそれなりの時間が経っているので「ネタばれ!」って言わないでね。
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