「あさぼらけ」の生放送以外の仕事で声をかけていただく事が多くなりました。
私はその仕事の事を「社会科見学」と言っていますが、これも「定年ラジオ」という本を出したおかげなのでしょう。
初版、2刷と異常に誤植が多いにも関わらず、やはり本を出版しておいてよかったなと思います。
ちなみにこれで大丈夫と出した3刷にも「誤植がありますよ!」と何故か嬉々とした感じのご指摘を続々と頂いております。
校閲部のない小さな出版社の宿命とはいえ、申し訳ない事であります……
さて正月明けの5日、今年一発目の社会科見学がありました。
渋谷で行われた嘉門タツオさんのライブ「恒例顔面蒼白歌合戦!!」のオープニングアクトの簡単な司会と、時事を扱った歌の部分のトークで参加しました。
昼公演と夜公演の間に、嘉門さんの奥様が「タツオさん!夜の公演の事考えて、声を抑え気味だったでしょ!」と厳しくダメ出しをし、それを嘉門さんは「そぉかぁ、そやなぁ」と神妙に聴いていました
厳しい指摘をちゃんとしてくれる方がそばにいるということは素晴らし事だと思いました。
そして家人から仕事に関して厳しく指摘されたら、私ならどう反応したのだろうとも思いました……
打ち上げは都内某所の某レストランで行われました。メインの通りから一本も二本も入った路地にデザイナーズマンション風の建物がひっそりと現れ、看板も何もない入り口を開けると、そこはなんと嘉門さんの知り合いが70人詰めかけたおしゃれなレストランでした。
訳もわからず座れば異常においしいシャンパンとワインと料理が次々に運ばれてきます。
お客さんは身なりのいい、そして全身に「自信!」に満ち溢れた感じの男女がエネルギッシュに語り合っていました。
聞けば皆さん嘉門さんのライブに足を運んだ方々で、医者、編集者、プロデューサー、ジャーナリスト、芸術家、など仕事は多士済々であります。
この方々は本当にさっきまで「チャラリー鼻から牛乳~」をお聴きになっていなのだろうか??という疑問が駆け廻りましたが、食通の嘉門さんが様々な店で「食」を通して知り合った友人の皆さんと言う訳でした。
奥様の事や顔の広さなど嘉門さんの意外な一面を知ることが出来た、まさに今回の社会科見学でありました。
次なる社会科見学はなんだろなぁ。
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