花粉舞い散る3月4日日曜日、日本武道館で行われた「あの素晴らしい歌をもう一度コンサート」には本当にたくさんのご来場をいただきました。
泉谷しげるさん、イルカさん、太田裕美さん、尾崎亜美さん、海援隊、
きたやまおさむさん、坂崎幸之助さん、藤井フミヤさん、南こうせつさん、
森山良子さん、渡辺美里さん(50音順)
というそうそうたるミュージシャンの皆さんと高嶋ひでたけさん、
松本秀夫さんに私という司会陣。
これをみて私などが思う事は、「15分の休憩をはさんで計4時間のイベントの予定だが最低でも1時間は押すだろう。いや場合によっては1時間半か。
2時間押しなんてことは絶対に避けなければならない」ということでした。
ところが蓋をあけてみれば終演時間は予定より20分近く早かったのでした。
これはひとえに出演のミュージシャンの方々がテンポよくステージを進行して下さったからです。
観客の心をグッとひきつけるトークから、誰もが口ずさめる曲を見事な声量で歌い上げてゆく姿を次々にステージの袖で観ていましたが、プロとはこういう事なのだという事を教えて頂きました。
平均年齢を考えるとかなり高いのですが、そのようなことはまったく忘れてしまう空間でした。
そして休憩時間のトイレの長蛇の列が、第2部開始の時間になってもまったく途切れることがなく休憩時間が予定の倍の30分になりました。
「ちょっと心配だから行っておこう」「行ったはいいがなかなか出ない!アレレ?」「いざ出ると勢いがなくダラダラチョロッ……チョロロ」ということなのでしょう。
「わかるよぉ!ご同輩!」
高嶋さんは、ステージの真ん中に設置されたラジオブースからのオープニングで「ビタースイートサンバ」に乗せて語り、最後の言葉をきっかけに「帰ってきたヨッパライ」のイントロが流れステージに立ったきたやまさんと坂崎さんにピンスポットが当たり歌い出すという流れでした。
舞台の袖のモニターで観ていたこうせつさんが「うえちゃん!これはいいコンサートになるよぉ」とおっしゃった通りの、まさにそんな展開になりました。
上が紺系のジャケットで下が白の細身のパンツというファッションがモロかぶりし、売れない漫才師的な雰囲気を醸し出した私と松本さんも、ステージのラジオブースでちょこっとトークが出来て楽しかったですねぇ。
二人の重要ミッションは月曜日のラジオリビングで紹介した「オールナイトニッポン50周年のセイコーのクロノグラフの時計」を武道館の巨大なスクリーンに映し出すことでしたが、こちらも役目を果たすことができました。
きたやまさんとは2部のオープニングに二人でトークをする時間がありました。
亡くなられたはしだのりひこさんと喧嘩別れをしていたが46年ぶりに会い、
仲直りをすることが出来たという話から「長生きすれば仲直りができる」
「潔く散るなどと考えず、ダラダラ生きて行こうではないか」など心に残るお話いただき「風」を皆さんと歌いました。
泉谷さんは予定通りの「乱入」と「暴走」を大人の対応でこなして頂きましたが、
私が前立腺の手術をしたことを知って「おう!大変だったらしいじゃねぇか、大丈夫かよ!」「ちょっと話を聞かせろよ!」となんだか非常に心配していただきました。
優しい方です……
12月15日に手術をし3月4日のステージには十分間に合うとは思っていましたが、念願の「尿漏れパット」なしの白いパンツという姿で皆さんの前に立てたことが嬉しかったです。
ですからアンコールで「あの素晴らしい愛をもう一度」を出演者の皆さんと一緒に武道館のステージで歌っている時は「ヤレヤレここまで来る事が出来たなぁ」となかなか感慨深い思いで、一周360度ぐるりと取り囲んでいただいた満員のお客様を見上げていたのでした。
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