都内のJR東日本の施設で不審火のニュース。ラジオですから鉄道関係のニュースはまめに入れますが8月後半からやたらと多いとは思っていました。
私が宿直をしている日曜日の夜はショーアップナイターが終わると後は録音番組が続きます。そんな時に電車がストップと言う一報が鉄道各社から入ってくると、宿直デスクとアルバイト君が鉄道会社の広報に取材の電話をします。
運転中止の区間と原因、大切なのはいつ復旧するかなのですが、大規模な事態になると先方も日曜の夜は人員が手薄になるのか電話がずっと話し中ということもあります。
その間私は主調整室に行って技術さんに今流れている番組では次にいつ曲がかかるかを確認し、原稿が出来るとスタジオに入り曲をBGMにしてもらいニュースを読みます。
そんな時に限って直前に「私が大好きなとっておきの曲を聴いて下さい!」などとコメントされたり、情感たっぷりの弾き語り中だったりするとかなり申し訳ない気持ちで「曲の途中ですがここで鉄道に関するニュースをお伝えします」と読み始めます。
先日など私が年末最後の放送で必ず選曲する八代亜紀さんの「舟歌」、しかも「沖の鴎に 深酒させてヨ~」のまさにあの部分に「曲の途中ですが~」となりました。思わず「大変申し訳ありませんがここで~」と言いそうになりました。
もちろんもっと大きな事態ですとか地震の際は対応が異なりますが、どちらにせよ平和な日曜の夜であって欲しいと日曜宿直組一同は願うのみであります。
しかし30日に発見された山手線の目黒―恵比寿間の架線を支えるための滑車が溶けていた件は不可解な事ばかりです。
架線の上にかかる跨線橋のフェンスの金網に8cmの穴を開け、そこから針金でペットボトルをつるした跡があるそうです。「つるした後」と表現するのは針金の先にペットボトルのフタがくくりつけられた状態で発見されからです。
金網に穴を開け、針金の先に可燃物を入れたペットボトルをくくりつけて火をつけて架線に近づけたという事でしょうか。相当に目立つ行為ですし感電の危険だってあります。
ここまでのリスクを冒してまでの犯行。いったい何の意味があるのでしょう。恨み、愉快犯、目立ちたい、イライラしたから?燃えて下に落ちたと思われるペットボトルの燃えカスが見つかったという報道もまだありません。
犯行目的から放火の方法まで、31日の朝の時点ではではどうにもわからないことだらけの事件です。
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