モッチーに番組コーナーで教えてもらった、麺つゆにごま油を適量入れて素麺にかけまわして食べる方法をさっそく自宅で試してみました。味がしまって深みが出て美味しいです。日曜日のお昼などぜひお試しを。
松本隆 作詞家生活45周年記念 オフィシャル・プロジェクト 「風街レジェンド 2015」を東京国際フォーラムで見ました。日本トップのミュージシャン陣、そして20組以上のシンガーが次々に登場です。出演料は一体幾らになどと余計な心配すらしてしまいます。嬉しかったのは「はっびいえんど」の復活。「風をあつめて」をライブで聴けるなんて大袈裟ではなく生きてて良かったぁです。
「ナイアガラ・トライアングル」もVol.1とVol.2が合体しての復活です。伊藤銀次さん、杉真理さん、佐野元春さんが作詞松本隆、作曲大瀧詠一作品を披露。
杉さんが「君は天然色」を歌う前に、この曲には松本さんの妹さんへの思いがあることを、パンフレットに寄せられた松本さんの一文で初めて知ったと語りました。
明るいポップスという印象の「君は天然色」で思い出すことがあります。山下達郎さんのコンサートで達郎さんがご自分の曲の中に様々な曲をカバーして入れ込むという恒例の演出があるのですが、前回のツアーでは松本、大瀧作品「君は天然色」の一節、「思い出はモノクローム~もう一度そばに来て」と唄いました。
言葉では多くは語らない達郎さんでしたが、感動的な大瀧さんへの追悼のシーンでした。以来、この曲を聴くと生前の大瀧さんの事を思い出してしまい鼻の奥がツンとなってしまうのです。
「風街レジェンド」の最後に松本隆さんが「僕の妹は生まれつき心臓が弱かったのです。自分と同じ小学校に彼女が入学した時に、母から妹のランドセルも背負ってねと言われました。だから僕はいつもランドセルを2つ背負って学校に通っていました。この経験があるからか作詞家になっても、いつも人のために何かをするという事を考えて生きてきました。」と静かに語りました。
終演後、値段はなかなかの額だったのですがパンフレットを購入しました。コンサートで歌われた作品に対する松本さんのコメントが寄せられていて、そこには「君は天然色」という作品は「A LONGA VACATION」を作っている大瀧さんから詞を書いてほしいと頼まれたけれども、妹さんが亡くなってしまった直後で世界がモノクロに見えてしまい書くような状態ではないと断ったにもかかわらず、大瀧さんがずっと待っていてくれたという事が書かれていました。
「君は天然色」には亡くなられた妹さんへの思いがあるのだと知って、改めて松本さんの詞を読んでみると、そこには全く違う光景が浮かんで来ました。

今回の企画は、松本隆さんの45年の作詞家生活をふり返るとともに(どの楽曲も色あせない。いわゆる懐メロ的にならない。今を表現している作品でした)妹さんと大瀧詠一さんを偲ぶ会にもなっていました。
もし大瀧さんがご存命だったらはたして「はっぴいえんど」の復活は有ったのだろうかとも考えてしまいましたが、復活はなくてもいいからお元気でいて欲しかったですよ、本当に。
28日金曜日の「金ブラ」は松田聖子さんの特集をおおくりしますが、「風街レジェンド」で圧巻だったのは、吉田美奈子さんがフリージャズのようなアレンジで歌う聖子さんの「ガラスの林檎」でした。
吉田美奈子さん表現力の凄さにただただ驚きました。モッチ―が美奈子さんのライブで号泣したことがあるとは言っていましたがその意味がよくわかりました。卑弥呼ってこういう人だったのではないかと思わせるシャーマン的歌唱なのです。モッチ―も目撃していますので次回の放送でこのあたりのこともお話できればと思います。

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