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8/16の2本目は、家族のお話です。いつだって、可愛い娘は小さな女王さま。1990年代初頭、ペルーの首都リマを舞台に、疎遠だった父と娘が過ごす最後の夏
『マイ・リトル・クイーンズ』

長編3作目となるクラウディア・レイニケ監督が、幼い頃の経験をもとに製作しました。監督は、アルベルト・フジモリ政権下の1990年代、10歳の時に家族とペルーを離れ、ヨーロッパそしてアメリカへと移住しました。
当時のペルーは、深刻な経済危機と過激派テロに見舞われ、社会的、経済的、政治的に最悪な状況。まともな日常が送れない多くの家族が、海外へ移住したのです。

そんな状況下の物語。
母エレナは、二人の娘を連れて、安定した仕事のあるアメリカ・ミネソタへの移住を決意。出国は3週間後ですが、娘たちがペルーから出国するには、別れた夫、娘たちの父親カルロスの渡航同意書へのサインが必要です。
タクシー運転手のカルロスは、次から次へと口から出まかせばかりのお調子者。
久しぶりの再会で気まずいながらも、父と娘たちは、出国までの限られた時間を一緒に過ごすことになります。
果たして、父は娘たちを笑顔で送り出すことができるのでしょうか?

思春期の女の子にとって父親の存在は、好き嫌いではなく、ちょっと距離を置きたい感じがありますよね。特に高校生くらいのお姉ちゃんアウロラにとってはそうだよね~と、共感できました。まあ、父親にとっても、娘は無条件で可愛いけれど、どう扱っていいのかわからない戸惑いもあるでしょう。

さらに、娘たちにとっては、生まれてからずっと暮らしてきた国を離れることは、希望はあっても不安だらけ。何より、移住すれば父親はもちろん、親戚や友達にも会えなくなります。
いつでも会える距離にいる時は疎遠なのに、いざ遠くに離れることになると近づく…これが人なんですよね。そして、また別の新しい絆を紡ぐ…そうすることで、距離は離れても、心は本当の家族になれるのかもしれません。
親らしいことを何もしてこなかった父と思春期の二人の娘との短い夏、愛おしい親子がどうなっていくのかを見届けませんか?

『マイ・リトル・クイーンズ』
8月21日(金)より、新宿ケイズシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
公式サイト:マイ・リトル・クイーンズ | ブエナワイカ
監督:クラウディア・レイニケ
脚本:クラウディア・レイニケ、ディエゴ・ベガ
出演:ヒメナ・リンド、ルアナ・ベガ・ソウサ、アブリル・ジュリノビッチ、ゴンサロ・モリナ、スシ・サンチェス
スイス、スペイン、ペルー/2024年/スペイン語、ケチュア語/104分/原題:REINAS/日本語字幕:玉樹あゆみ
後援:在日ペルー大使館、在日スイス大使館、日本ペルー協会、インスティトゥト・セルバンテス東京
© 2024 ALVA FILM – INICIA FILMS – MARETAZO CINE – RTS

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