ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2026.10.04

サンデー早起キネマ『ファーストボイス』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

10/4の3本目は、あの頃の自分に送りたいエール!痛快リーガルエンターテインメント
『ファーストボイス』

思い出して下さい…ディスコでミラーボールが煌めき、日本が好景気に沸いたバブル経済絶頂期の1989年。女性は“職場の華”、お茶汲みは当然、挨拶がわりのボディタッチや「女のくせに」 の暴言も許されていた時代。
日本で初めて「ハラスメント」が“事件”となりました。「福岡セクシュアル・ハラスメント裁判」…これを一つのきっかけに、国は法を改正。社会の“常識”とルールは大きく変わります。その影には、新たな未来を切り開くために挑んだ女性たちがいたのです!
この作品は、そんな実際の裁判に着想を得て作られた闘う女性たちの爽快・痛快な涙と笑顔の物語です。

主人公は、3人の子供を育てながら、お金にならない案件ばかりを受けてしまうお人好しの弁護士・朝日道子。
ある日、「職場で理不尽な嫌がらせを受け、大好きな仕事も奪われた」として、会社と上司を提訴したいという女性・上原恵がやってきます。それは誰も闘ったことのない前例のない「ハラスメント」を巡る裁判。新人弁護士の藤野栞は「勝ち目がない」と反対しますが、朝日は「この裁判は必ず未来に繋がるから」と立ち上がります。
彼女たちの前に立ちはだかるのは、あの頃の“常識”という巨大な壁。それでも踏み出した勇気ある一歩と最初の一声“ファーストボイス”が、日本社会を揺り動かしていくのです!

肩肘張らずにしなやかにたおやかに闘う姿がハマり役!型破りな弁護士・朝日道子には、綾瀬はるかさん。
髪はソバージュ、肩パッドに原色のド派手なスーツ、バブル期のファッションがドンピシャ!会社と上司を提訴する上原恵に、ファーストサマーウイカさん。
“意識高め”の新人弁護士・藤野栞は、松本穂香さん。「女性の敵は実は女性」を経て、どんどん成長していく姿に好感がもてます。

メガホンを取るのは、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』や『老後の資金がありません!』『九十歳。何がめでたい』など、社会的テーマとエンターテインメントを融合させてきた名手・前田哲監督。

もう、あの頃が蘇って男性のセリフにムカついてしまいましたが、感情に流されず証言や証拠・根拠を積み上げていく女性弁護団の着実さと根気強さに頭が下がります。
こういう方々がいたからこそ、今の私たちがこうして仕事を続けられているのだと改めて思いました。ラストシーンは、感極まってこちらも号泣です。
あれから時は経ちましたが、いまだに数々のハラスメントが横行しています。この作品が、人が人として尊厳を奪われることなく当たり前に暮らしていける世の中へのさらなる“ファーストボイス”になることを願わずにはいられません。

『ファーストボイス』
2026年10月2日(金)から公開中

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/firstvoicemovie/
出演:綾瀬はるか
ファーストサマーウイカ、松本穂香
峯村リエ、山田真歩、工藤阿須加、水川かたまり(空気階段)/ 鈴鹿央士、迫田孝也、酒向芳
木村多江、筒井道隆
監督:前田 哲  
脚本:橋本裕志  
音楽:富貴晴美
製作:「ファーストボイス」製作委員会  
配給:松竹/ワーナー・ブラザース映画
©2026「ファーストボイス」製作委員会

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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