おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
5/3の2本目は、原作はスティーヴン・キングの傑作小説、今この瞬間を生きることの喜びに包まれるヒューマン・ミステリー
『サンキュー、チャック』

途切れることなく紡ぎ出す新作小説は常にベストセラー、一昨年、作家生活50周年を迎えたスティーヴン・キングが2020年に発表し、“読む者の人生観を変える傑作”と名高い「The Life of Chuck」の映画化です。
キングの小説を映像化した作品群では、『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』の系列。恐怖をくぐり抜けたその先で出逢えるからこそ、より深く、豊かな愛と希望が描かれた感動作です。

ついに世界は終わろうとしていました。人類による環境破壊のせいか、それともこの星の寿命なのか?
地震・津波・洪水・山火事と未曽有の自然災害が次々に地球を襲い、ネット、SNS、電話などすべての通信手段がダウンしていくその時、街頭やTV、ラジオに突如現れたのは、
「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」
という謎の広告。
カメラに向かって微笑む一見実直そうな男チャックとは一体何者で、彼への感謝とはどういう意味なのでしょうか?

不可思議な広告の人物として登場し、徐々にその数奇な生涯が明かされていくチャックことチャールズ・クランツには、『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズのロキ役で人気のトム・ヒドルストン。
監督・脚本は『ジェラルドのゲーム』『ドクター・スリープ』に続き、スティーヴン・キング小説の映画化に挑むマイク・フラナガン。

3つの章からなるこの作品は、第3章の“世界の終末への恐怖”で幕を開け、2章、1章と遡り、全編に張り巡らされた謎が一つ一つ解き明かされていきます。
まるでジグソーパズルのピースがパチッとハマっていく感じです。
そして明らかになるのは、人生の〈終わり〉を恐れる必要などないということ。
果てしない宇宙の中では、人間なんてちっぽけな存在です。
だからこそ、愛おしい!今生きているこの奇跡のような瞬間を抱きしめようと思えるのです。
特に、2章で、チャックが街角で踊るシーンがあるのですが、それこそが輝かしき人生の一幕!映画館のシートに座っていても体がスウィングし、足でリズムを刻んでしまいます。このシーン、大好きです!

この作品の解釈は沢山あって、見るたび変わるかもしれません。逆に何度でも楽しめます。人生の節目や重大な局面に対峙する度に見返して、人生の意味を考えたくなる作品です。そして、チャックの人生は私たちすべての人生に重なるのです。

『サンキュー、チャック』
全国上映中
公式サイト:映画『サンキュー、チャック』公式サイト
出演︓トム・ヒドルストン、キウェテル・イジョフォー、カレン・ギラン、ジェイコブ・トレンブレイ、マーク・ハミル
監督・脚本︓マイク・フラナガン『ドクター・スリープ』
原作︓スティーヴン・キング
配給︓ギャガ、松⽵
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