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11/9の2本目は、アメリカン・ロックのスーパースター、ブルース・スプリングスティーンの人生の重要な時期の知られざる一面
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』

初の全米№1となった1980年のアルバム「ザ・リバー」が大成功した31歳のブルース・スプリングスティーン。しかし、成功の重圧と自らの過去に押しつぶされそうになっていたのです。
1981から1982年、彼は孤立し、家族の問題という過去の影と戦い、まだ認めることも治療することもできない抑うつ状態に苦しんでいました。
そして、彼の創作は次第に人間の暗く悲しい領域へと向かっていくことに…。故郷ニュージャージー州の自宅に一人籠り、4トラックの録音機で10曲を録音。これらが異色のアルバム「ネブラスカ」を形作り、彼の傑作の一つとなったのです。

監督は『クレイジー・ハート』で音楽映画の真髄を見事に描いたスコット・クーパー。
「ブルースの人生におけるこの特定の時期、つまり、幼少期から抱えてきたトラウマに直面している一人の男性について、より静かで内面的な作品を作ろうと努力した」と話しています。

そのブルース・スプリングスティーン役は、「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイト。
カリスマのあるロック・スターと、アーティストとして苦闘し人生を見失いそうになる内省的な若者という2つの面を見事に演じました。
さらに、歌もギターもまったく経験がなかったのに、5ヶ月ほどのトレーニングだけで、全編、自分の歌声を聴かせているのです!
これが本当に見事で、パフォーマンスも最高です。本当のライブのようでした。

魅力的な登場人物や会話も面白く、途中何度もクスッと笑わされましたが、見終わってから沁みて来ました。
幼い頃の体験や育った環境が自分を作っているのだと実感しましたし、それがトラウマになっている部分があるなら、とことん向き合わなければならない時が誰にでも来るのだと思います。
ブルースのような大きな葛藤ではなくても、人それぞれ向き合わなければならないものがある…そう思い至った時、この作品の大きさ重さがずしんと胸に響きました。

孤独のハイウェイという副題が80年代っぽくて好きですし、映像も、音楽も懐かしい匂いがしました。

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
11 月 14 日(金)全国公開
公式サイト︓スプリングスティーン 孤独のハイウェイ(11月14日(金)劇場公開)|映画|20世紀スタジオ公式
監督・脚本︓スコット・クーパー(原作︓ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」)
主演︓ジェレミー・アレン・ホワイト(ブルース・スプリングスティーン)
共演︓ジェレミー・ストロング(ジョン・ランダウ)、ポール・ウォルター・ハウザー(マイク・バトラン)、スティーヴン・グレアム(⽗ダグ)、オデッサ・ヤング(フェイ)、ギャビー・ホフマン(⺟アデル)、マーク・マロン(チャック・プロトキン)、デヴィッド・クラムホルツ(アル・テラー)
上映時間︓120 分 2025 年
配給︓ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios

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