ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2023.01.22

サンデー早起キネマ『ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
1/22は、各国の変わりゆく時代の中で生きる人々を描き出す作品を3本をご紹介。

3本目は日本です。あの日を覚えている方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
日本中が熱狂した1966年6月のあの日を巡るドキュメンタリー
『ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~』

そう!ザ・ビートルズの最初で最後の来日公演です。
50年代からザ・ビートルズ登場までの日本ポピュラー史を紐解きながら、ザ・ビートルズ来日、さらに彼らが日本の音楽界にもたらした影響までを追う渾身のドキュメンタリーです。
証言者は、レコード業界、コンサート業界、メディア、ファン、芸能人と多岐に渡り全部で56人。日本だけではなく、イギリス、アメリカ、タイにまで及びます。
また、去年9/25、訴訟の末一般公開された“警視庁が撮影したザ・ビートルズ来日時の映像”も一部使用されています。メンバーが飛行機のタラップを降りるシーンや警備に当たる警官の様子などが収められている貴重なモノクロ映像です。
去年結成60周年を迎えたザ・ビートルズ。2026年の来日公演60周年を待たずしてこの作品が企画されたのは、当時のことを知る方、語れる方が高齢化し他界されたケースも少なくない中、貴重な証言を集めるべきだとの思いがあったからなんだそうです。

50人を超える証言者のお話と映像で綴る102分。いや~、楽しかったです!
苦労して招聘したザ・ビートルズの来日公演がどれほど社会的にもすごいことだったのか、そして何より「みんなビートルズが好きなんだな~」って素直に感じるんですよね。みんな笑顔でまるで昨日のことのように本当に楽しそうにお話されるんです。
中でも私は法被のお話が印象的でした。法被を着てタラップを降りてくる4人の映像はご存知だと思うんですが、「なぜ法被を着ることになったのか」…なんてお話も聞けるんですよ。

ザ・ビートルズの来日は嬉しいことではあったけれど、多くの反対の声もあったのです。そんな中、来日公演を実現するために奔走した人々の思い、それがみんなに伝わっていく様子…東考育監督がいうように、この作品のテーマは「ザ・ビートルズの凄さに“魅了された日本人の情熱”」なのです。高度経済成長期真っただ中の日本の独特の雰囲気も伝わってきてそれも面白いです。
戦後の名残で閉塞的な雰囲気も残る中、「自由にやればいい」そんなメッセージを送ってくれたザ・ビートルズ。夢を見て、夢に向かう真っすぐな日本人の魂がここに込められています。
元気になれること間違いなし!そしてやっぱり私もビートルズが好きな日本人なんだって再確認しました。

『ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~』
2023.1.27 [FRI] TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト:映画『ミスタームーンライト』公式サイト (mr-moonlight.jp)
©「ミスタームーンライト」製作委員会

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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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