ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.06.13

サンデー早起キネマ『RUN/ラン』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
6/13は、正反対の作品を2本ご紹介しました。

2本目は、アメリカです。
母と娘の濃厚な心理戦、手に汗握るサイコスリラー
『RUN/ラン』

パソコンのモニター上でストーリーが展開する2018年の映画『search/サーチ』の成功で、一躍、新世代スリラーの旗手となったアニーシュ・チャガンティ監督の長編2作目です。
今回はとてもオーソドックスな設定。

主人公は生まれつき慢性の病気で車いす生活を送っている女の子クロエ。
とある郊外の一軒家で、母のダイアンと2人で暮らしています。
常に前向きで好奇心旺盛なクロエは、地元の大学への進学をのぞみ、一生懸命勉強中。
合格すれば初めての寮生活が送れると、期待に胸を膨らませていました。
そんなある日、クロエは、常に自分の面倒をみてくれ、体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母ダイアンに疑念を抱き始めます。
「新しい薬よ」と差し出された緑色のカプセルが、気になるのです。飲みたくないのです。
インターネットが繋がらない環境で、クロエは必死に調査し、カプセルが何なのか突き止めます。
決して人間が服用してはならない薬だと…。
なぜダイアンは最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませようとしたのか。
身の危険を感じたクロエはダイアンの監視下から脱出を試みるのですが、その行く手には想像を絶する試練と、新たな衝撃の真実が待ち受けていたのです。
クロエは無事生き抜くことができるのか?そして母ダイアンの正体は?

ひー!手に汗握るとはこのこと、本当にコワイです。
母ダイアンを演じたのは、スリラー界で圧倒的な存在感を放つサラ・ポールソン。
顔面、顔のちょっとした表情であの恐ろしい雰囲気が出せるとは!さすがです。
そして、クロエ役は、自身も車いすを使用している新人女優キーラ・アレン。
次々と湧いてくる母親への疑惑を、一つ一つ全力で、命がけで解明していく姿に目が釘付けです。
彼女の機転と勘が命を救うのです。知らず知らずのうちに握った拳で彼女を応援していました。

この作品は90分なのですが、次から次へと迫ってくる危機に休まる暇がありません。
母と娘の強烈な心理戦、怒涛のクライマックスと戦慄のラストカットに身の毛がよだつ!
途中何度もビクッとなってしまい、周りを見回してしまいました。

『RUN/ラン』

6月18日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋他全国ロードショー

公式サイト:https://run-movie.jp/

出演:サラ・ポールソン、キーラ・アレン
監督・脚本:アニーシュ・チャガンティ
製作・脚本:セヴ・オハニアン
2020/英語/アメリカ/90分/5.1ch/カラー/スコープ/原題:RUN/G/字幕翻訳:高山舞子
提供:木下グループ
配給・宣伝:キノフィルムズ
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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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