ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2021.06.13

サンデー早起キネマ『ベル・エポックでもう一度』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
6/13は、正反対の作品を2本ご紹介しました。

1本目は、フランスから届いた小粋な大人のロマンチックコメディ
『ベル・エポックでもう一度』

主人公は、かつては売れっ子イラストレーターだった初老の男ヴィクトル。
何もかもデジタル化された世の中の変化についていけず、風刺画を描いていた新聞社もクビに。
さらに精神分析医で新し物好きの妻・マリアンヌにも見放され、家から追い出されてしまします。
冴えない毎日を送る父を元気づけようと考えた息子は、映画製作会社の友達が始めた〈タイムトラベルサービス〉をプレゼントします。
それは、「客が戻りたい過去をセットで再現、役者も配置して、客自らがそこで演技し、まるであの時に戻ったかのような体験ができるエンターテインメントサービス」。

ヴィクトルのリクエストは、運命の女性と出会った1974年5/16のリヨンのカフェ。
指定されたセットに行くと、あの時のリヨンの街並みと彼が泊まったホテルがそこにあります。
部屋に用意された70年代ファッションに身を包み、今は亡き思い出のカフェ〈ベル・エポック〉へと繰り出すヴィクトル。そして、運命の女性が入ってきます。
ヴィクトルの望む過去が再現されたのです!
「嘘でも楽しかった」…ホントはそれで終わるはずが、ヴィクトルは、二晩の延長を申し込みます。
しかも唖然とするほど高額な追加料金。
でも、幸せだった日々を再体験したヴィクトルは、見違えるほど生き生きしていきます。
果たして〈タイムトラベルサービス〉に用意されていた未来へと続く驚きのエンディングとは?

ノスタルジックでほんわか温かく、心がほっこりします。ヴィクトルがとってもキュート!
70年代の街並みやカフェ、レトロなファッション、そしてフレンチポップ…当時のフランスのカルチャーは、今見てもとってもオシャレでポップで可愛いんですね。
過去をもう一度辿ることで、心があの時に戻れる…。
日々の生活の中で、忘れてしまった、失くしてしまった大切なものが鮮やかに蘇ります。
過去のセットでする芝居の中に真実を見つけることができるのです。
こんなサービスがあったら大人気になりそうですね。
あなたが戻りたい“あの時”はいつですか?

『ベル・エポックでもう一度』

6月12日(土)、シネスイッチ銀座ほか公開

公式サイト:映画『ベル・エポックでもう一度』公式サイト (lbe-movie.jp)

監督・脚本・音楽:ニコラ・ブドス
出演:ダニエル・オートゥイユ、ギョーム・カネ、ドリア・ティリエ、ファニー・アルダン、ピエール・アルディティ、ドゥニ・ポダリデス
2019年|フランス|カラー|シネスコ|DCP|5.1ch|115分|字幕翻訳:横井和子|原題:LA BELLE ÉPOQUE|R15|
提供:木下グループ
配給・宣伝:キノフィルムズ
©2019 – LES FILMS DU KIOSQUE – PATHÉ FILMS – ORANGE STUDIO – FRANCE 2 CINÉMA – HUGAR PROD – FILS – UMEDIA

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    • ひろたみゆ紀
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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