2005年生まれ、札幌市出身の20歳。生まれつき右足のヒザから下がなく、小学校5年生のときに、片足で杖をついてプレーをするアンプティサッカーを始めました。2021年、パラアスリートを発掘する「J-STARプロジェクト」をきっかけにパラアイスホッケーと出会い、地元のクラブチーム「北海道ベアーズ」でプレー。競技を始めてわずか1年で日本代表に選ばれ、国際大会でも活躍しました。来年行われるミラノ・コルティナ冬季パラリンピック出場を目指しています。
◾️生まれつき右足はヒザから下がない状態の森崎選手。小学5年生のときに、杖をつきながら片足で蹴るアンプティサッカーを始める。
「小学校のときにプリントが配られまして、そのプリントの内容でアンプティサッカーの体験会があるということを知って。僕は最初行く気がなかったんですけど、行ったら楽しくてハマってしまいました」
「見たこともない杖を使って走ったり歩いたり、あとはボールを蹴ったりするのが、なんか不思議な感じがしまして楽しかったです。今も続けています」
◾️2021年、森崎選手は地元・北海道江別市で行われた、将来有望なパラスポーツの選手を発掘する事業「J-STARプロジェクト」に参加。その中でパラアイスホッケーを選んだ森崎選手。最終的にこの競技を選んだ理由は?
「スレッジっていうソリに乗って、右手左手にスティックを持ってるんですけど、このスポーツはなかなか見たことがなくて。氷の上でソリに乗って進むという動作が不思議なスポーツだなと思って。激しいスポーツが大好きなんで、このパラアイスホッケーを選びました」
◾️競技を始めてわずか1年半ほどで日本代表に選ばれた森崎選手。日本代表の中北監督は、なぜ森崎選手を代表に選んだのだろうか?
「多分運動能力があるのかなという点で。選ばれたんじゃないかなと思います」
「そのときはまだ、あんまり体力もなかったので。若い選手を使うというのでも選ばれたのかなと思っています」
◾️2023年10月、カザフスタンで行われた世界選手権Bプールが、森崎選手の代表デビュー戦になった。いきなり、パラリンピック出場にも関わる重要な大会への出場だった。
「初めてもう日本を代表して世界と戦うという場面で、もう前日は全然眠れなくて緊張でいっぱいで。覚えてます」
◾️2023年10月、世界選手権Bプールで優勝したパラアイスホッケー日本代表は、去年の5月、カナダのカルガリーで行われた世界選手権Aプールに出場した。まず予選リーグ、日本は初戦にいきなり優勝候補カナダと対戦、0対19と完敗だった。第2戦の相手はチェコ。
3戦目のイタリア戦は、延長でも決着がつかず、サッカーのPK戦にあたるシュートアウト勝負の結果、日本が勝利。15年ぶりにAプールで白星を挙げるという快挙を達成した。しかし、奮闘むなしく、日本は韓国と残留プレーオフを戦い、敗れて再びBプールに降格という結果に。
「やっぱり韓国戦は勝てると思ってたんですけど、やっぱり韓国のスピードがちょっと、スピードと個人技が拠点もすごくて、やっぱり韓国にも敗れてしまいました」
「決定力と得点力なのかなと思います。あとは声など……あと周りを見たりとかが見えた課題だなと思います。」
◾️いよいよ来年行われる、ミラノ・コルティナ冬季パラリンピック。パラアイスホッケー日本代表が出場するための条件は?
「世界選手権Bプールで上位の成績を収め、最終予選、11月5日から10日までノルウェーで行われる上位2カ国に入れば出場が決定します」
◾️最終予選に進むための大事な戦い、世界選手権Bプールが来月に行われる。得点力を上げるため、森崎選手は今どんなトレーニングを行っているのだろうか?
「やっぱりホッケーの動画を見たりとか。あとはトレーナーが作ってくださったトレーニングメニューを週4で行っています。ダンベル持ったりなど、あと器具使ったりなど。結構いろんなことをしています」
◾️森崎選手は、杖をついてプレーするアンプティサッカーもずっと続けている。
「今、全然練習に行けてないので。パラアイスホッケーの方が優先になっちゃうと思うんですけど、たまに自主練習したりとかしてます」
◾️森崎選手にとってパラアイスホッケーの魅力とは?
「僕にとってのパラアイスホッケーの魅力はですね。見たこともないスポーツだと思うんですけど、このソリを使って、選手はバランス取りながら左手右手にスティック持って。たまには壁にぶつかる音だと結構激しいと思うんで、そこがパラアイスホッケーの魅力かなと思います」
◾️ちなみに「天夢」という名前。天に夢と書くが、どういう由来なのだろうか?
「空高く大きな夢を持ってほしいっていう思いが込められています。だからまさにこのパラリンピックも、僕の大きな夢でもあります」

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