「フィンテックで世界をひとつに」をヴィジョンに掲げ、為替リスクをコントロールしてクラウド化、民主化を目指す『GFIT』の阪根真一さんvol.2

『GFIT』の阪根信一さんをゲストに迎えての2週目！！

『GFIT』にジョインするまではかなり波乱万丈のビジネス人生だったそうですね！？

「デラウェア大学で化学の分野で博士課程を修了した後、父親が経営する樹脂部品の製造をする会社に入社しました。これは経営を学ぶためです。そこで新規事業を始めたところ、ビギナーズラックだと思うのですが１年ほどで１億円ほど利益を増やすことに成功して、入社４年目には父親から社長の座を引き継ぎます。その後は入社時から比べると倍程度の規模の会社に成長させることができました。この実績を持って世界で唯一と言って良いようなイノヴェーションを起こせるスタートアップを立ち上げようと独立して、『セブン・ドリーマーズ』という会社を立ち上げます。そこで事業のテーマを探していたところ見つけたのが完全自動で衣料を畳む家電『ランドロイド』でした。仮に女性が洗濯物を一生畳むとすると人生の1年を費やすと言われていて、女性の社会進出の助けにもなるという思いもありました。着想から１０年以上の開発を経て、１００億円程度の資金を投入して、あと量産試験をすれば発売できるという段階で資金不足に陥ってしまいます。そして１００億円の資金と共に完全に溶かしてしまい、2019年に破産申し立てをしました。当時Twitterでは『衣類を畳まず会社を畳む』なんてつぶやかれていましたね(笑) しかしこの経験はとても大きく、事業をする上で何をしていいか、何をしたら悪いかなどかなり理解が深まりました。そして投資して頂いた方に謝罪に回ると2/３程度の方から『このまま終わるな。小さくまとまるな。必ず再チャレンジするんだぞ。』など励ましの言葉を頂きまして更なる挑戦への意欲が湧きましたね。」

『GFIT』を通して伝えたかったメッセージとは！？今後挑戦したい事とは！？？

「事業計画を立てているときに大きく気付いたのが貿易をしている企業が為替に翻弄されている現状です。時には本当に会社を畳まなければならないような苦しい目にあっている。そういう方々に大手の会社が普通にやっている為替コントロールの仕組みをきちんと届けてあげられるようなツールを開発したいという思いでやっています。」

GO presents 発見！ファーストペンギン

「フィンテックで世界をひとつに」をヴィジョンに掲げ、為替リスクをコントロールしてクラウド化、民主化を目指す『GFIT』の阪根真一さんvol.2