ライオン メソッド presents 竹内由恵 人生のメソッド

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2020.08.29

竹内由恵が高校からの友人から学んだ人生のメソッド

8回目、最後の放送は、私の友人の話をさせてください。

名前は、仮にYUちゃんとさせていただきます。

YUちゃんは高校2年と3年で同じクラスでした。

もともと校内でも顔が広くて、姉御的な存在でしたね。

クラス替えをしてまだ馴染めていなかった私に最初に声をかけてくれたのがYUちゃんで、

そこからみんなと仲良くなることができました。

とっても仲のいいクラスで、この2年間は、

私の学生時代でも一番楽しかったです。

YUちゃんとはいつも一緒で、昼休みは屋上近くの階段に座って、

数名で集まってお弁当を食べていました。

そして放課後は、2人でカラオケによく行ってました。

これを聞くとちょっと不良かなと思われるかと思うんですが、

大丈夫です、勉強は真面目にしていました。

その後2人とも同じ大学に進むんですけど、そうなると長い付き合いになってくるわけで、

YUちゃんは、私が何をいいたいのか直ぐ察してくれるくらいになっていました。

私は、店名を覚えるのが苦手でして、よく2人で行っていたお気に入りの居酒屋が

「だいぶつころころ」というのですが、私が、

「今日もだいふくころりんいこうよ」というと、

「いや、だいぶつころころでしょ」と、即座にツッコミがやってきて、

息の合ったコンビになっていました。

ただ、こういうのって、みなさんも経験があるんじゃないかなと思うんですが、

社会人になった私はアナウンサーという仕事に夢中になって、

常に仕事のことを考えて、仕事で悩み、焦り、完全に仕事人間になっていました。

一方のYUちゃんは、仕事は頑張るんですけど、それに支配はされず、

どちらかというと、仕事以外の時間、友達との食事、旅行、ショッピング、

それを人生の楽しみとしていました。

当時の私からするとそれは、ぬるい生き方なんじゃないかなと思っていましたし、

一方のYUちゃんは、いつも仕事で悩んでいる私に対して、

「自分に厳しすぎるんじゃない?もっと身近な楽しみに目を向けたほうがきっと幸せだよ」と

言ってくれていましたが、それも当時の私には響きませんでした。

そして、次第に2人の心の距離が開いて行って、会うことも減って行きました。

生きてる環境が違うからしょうがないな、

このままどんどん離れていくんだろうなとすごく寂しく思うこともありました。

多分YUちゃんもそういう風に思っていたと思うんです。

ただ、私が退社して静岡に行ったあたりから、その関係に変化がありまして、

おそらく私がYUちゃんの考え方に近づいたんだと思います。

私の考えが変わったんですね。

最近では、お互いの趣味、YUちゃんは美容、私はコーヒーを伸ばしていって、

いつか一緒にイベントができたらいいねえなんて、会話もしています。

過去の自分の生き方が間違っていたとは思いませんが、

こうやって、昔の友人と再び共感しあえることが増えたのは、

凄く嬉しいなぁと思っています。

Best Friend / Kiroro 

             


 

私の友人YUちゃんから学んだ人生のメソッド は

「小さな幸せに目を向けよう」です。

夢を追いかけてそれを達成するという幸せの形もありますが、
そうすると気づかない小さな幸せがたくさんあることをようやく私も知りました。
これからは、家族や身の回りの人のことを大切しながら、
焦らずゆっくりと丁寧に暮らしていくことで、
近くにある幸せにも気づいていきたいです。

最終回の今日は、高校からの親友、YUちゃんのお話でした。

 


「ライオン・メソッド presents竹内由恵 人生のメソッド

放送を通して、改めて、

自分がこれまでお世話になった人、影響を受けた人について考える

とってもいい機会となりました。

放送を聞いてくださっているあなたにとっても、

自分の大切な人について考えるきっかけになったら嬉しいです。

お聞きいただきありがとうございました。

竹内由恵でした。

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