ライオン メソッド presents 竹内由恵 人生のメソッド

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2020.08.08

竹内由恵がジェロム・レ・バンナ選手とボクシングから学んだ人生のメソッド

実は私、大学時代はボクシング部のマネージャーをしていました。

きっかけは、格闘家のジェロム・レ・バンナ選手です。

バンナ選手は、キックボクシングK1屈指のハードパンチャーで、

KOを常に狙う姿勢から注目された人気の選手です。

人気はあったんですが、優勝は一度もなくて“無冠の帝王”とも呼ばれていました。

私が初めて、バンナ選手の試合をみたのは、2002年のアーネストホースト選手との試合でした。

父が、格闘技が好きでみていたのを、たまたま横でみていたんですけど、

バンナ選手が登場すると、実況アナウンサーの

「無冠の帝王ついに悲願の優勝なるか!」という声とともに

バンナ選手が登場したんですが、その瞬間から私はバンナ選手を応援していました。

ただ、このこの試合は衝撃的なものでした。

というのも、バンナ選手が第2ラウンドで腕を骨折したようで、

でも試合は続行されて、第3ラウンドまで続いたんですね。

よほど痛かったんだと思います、苦悶の表情を浮かべながら戦っていて。

でもレバンナ選手は腕をぶんぶん振り回して相手に立ち向かって行ったんですね。

その姿を見て、なにがここまで彼を戦わせるのだろうと、

自然と涙が出てきて、そこにロマンを感じたんですよね。

結局この試合、バンナ選手は負けてしまって、

観客の声援に応えながら引き返す姿がありました。

私は試合後もしばらく放心状態でした。

これきっかけに格闘家に対してある種の尊敬の念が芽生えました。

格闘技の中でもボクシングを好きになったきっかけが、

たまたま父が古本屋さんで買ってきてくれた

小山ゆうさんの「がんばれ元気」という漫画だったんです。

ボロボロ泣きましたね。

あとボクシングといえばですが「ロッキー」、

これも何度見たかわかりません。

格闘技の中でもボクシングが私の琴線に触れるみたいで私の。

ボクシングって暗闇に照らされたリングの上に二人向かい合っていて、

その姿が凄く画になるなぁと、それが自分の胸に刺さるんですよね。

それもあって大学時代はボクシング部のマネージャーになりました。

生で初めてスパーリングを見たときは衝撃を受けましたね。

ボクシングってあごをひいて、目だけは相手をじっと見て向かっていくんですが、

その目が獣のようだなと、人間てこんな目ができるんだって感動して

また涙がでたのを覚えています。

マネージャーをしていて学んだことは

どんなに相手が強くても目をそらしてはいけない。

常にファイティングポーズを取ることの大切さです。

試合前って選手は緊張感が溢れて、近寄りがたい雰囲気になるんですね。

自分の中から沸き起こる恐怖心と戦っているんですね、

凄く精神的なスポーツだなと思います。

ちなみに私はKO劇のような派手な戦い方よりも、

ボディをじわじわと攻めて行って、最後に相手がフラフラっとするんですね、

その瞬間が好きでした。

 

Endorphinmachine / プリンス

 

いいですね、私も戦いに行きたくなりました。

気持ちのいい曲ですよね。

 


 

ジェロム・レ・バンナ選手、そしてボクシングから学んだ人生のメソッドは、

「リングにあがったら逃げるな」です。

バンナ選手は骨折していても相手に立ち向かっていきました。

そして、ボクシングの基本は、

どんな相手でもファイティングポーズを崩さず立ち向かっていくことです。

そういう姿勢は、私自身これから生きていく上で忘れたくないなと思います。

 


「ライオン・メソッド presents竹内由恵 人生のメソッド

来週は、キャスターの長野智子さんから学んだ「人生のメソッド」です。

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