音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第211回目のテーマは『来日60周年 ビートルズ・カバー曲特集』。
ちょうど60年前の6月、日本の音楽シーンに大きな影響を与えたバンドが
来日しました。そう、ザ・ビートルズです。
ビートルズは1966年、ワールドツアーの一環として来日。
6月30日から、7月2日までの3日間、
日本武道館で合計5回のコンサートを行いました。
そんなビートルズ人気にあやかって、
当時はビートルズの楽曲をカバーをするアーティストも多くいました。
ということで今回は、「日本のアーティストによるビートルズのカバー曲」を
いろいろとおかけしていきました。
まず1曲目は、弘田三枝子さんで「ペイパーバック・ライター」。
「ペイパーバック・ライター」は1966年5月に
ザ・ビートルズのシングルとして発売された曲で、
つまり彼らが来日した当時の「最新シングル」でした。
カバーポップスの歌手として1961年にデビューした
「ミコちゃん」こと弘田三枝子さんは、
小学生の頃から進駐軍のキャンプで歌っていたそうで、
1965年には、アメリカの有名なフェス
「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」にも
アジアの歌手として初めて招待されています。
その英語力と歌唱力を生かして、ビートルズの最新曲をカバーした
弘田三枝子さんの実力をご堪能ください。
2曲目は、HISで「アンド・アイ・ラブ・ハー」。
HISは細野晴臣さん、忌野清志郎さん、坂本冬美さんの頭文字を取ったもので
テクノ、ロック、演歌と、ジャンルを超えた異色のユニットとして
当時話題になりました。
アルバム『日本の人』では、オリジナル曲だけでなく、さまざまなカバー曲も披露。
この「アンド・アイ・ラブ・ハー」は、ビートルズの初期の名曲を、
清志郎さんが女性視点で日本語に訳して、坂本冬美さんが歌っています。
3曲目は、布袋寅泰さんで「バック・イン・ザ・USSR」。
2009年に布袋さんがリリースした、洋楽のカバーアルバム
『モダン・タイムス・ロックンロール』に収録されたもので、
ビートルズのオリジナル曲は、1968年に発表されました。
(ジャケットが真っ白な、通称『ホワイト・アルバム』に収録)
当時は米ソ冷戦の真っ只中で、イギリス人のビートルズが、
「ソ連に帰ってきて、ゴキゲンだぜ!」と歌ったのは、皮肉を込めた曲だったんですが、
この曲を書いたポール・マッカートニーは、
ソ連が崩壊した後、2003年にモスクワでこの曲を歌っています。
4曲目は、竹内まりやさんで「テル・ミー・ホワイ」。
これもビートルズの初期の名曲ですが、
2019年、デビュー40周年を記念してリリースした
3枚組アルバム『ターンテーブル』の中でこの曲をカバー。
「本当にビートルズが好きなんだな」というのが伝わってきます。
なおコーラスには、同じくビートルズファンで、
まりやさんが慶應義塾大学で入っていた音楽サークルの
先輩でもある杉真理さんが参加しています。
お別れの曲は、金沢明子さんで「イエロー・サブマリン音頭」でした。
「民謡界の百恵ちゃん」と呼ばれて、人気を集めた金沢明子さん。
「ビートルズの『イエロー・サブマリン』を
音頭にしてカバーしたら面白いんじゃないか」というアイデアを、
大滝詠一さんが中心になって実現させたものです。
日本語の訳詞は、松本隆さんが担当しています。
この前の年、1981年に大滝さんは、
松田聖子「風立ちぬ」を作曲していたので、
金沢明子さんは「私も聖子ちゃんみたいに歌えるのね!」と
ワクワクしてレコーディングに行ったら、
『もっとコブシをきかせて!』と言われてガッカリした」と語っています。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2026年7月5日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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