古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2023.05.16

2023年5月14日放送『妹と呼ばれた人々』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第70回目のテーマは『妹と呼ばれた人々』。

70年代後半、ドラマや映画の影響か、

「妹」にちなんだ歌手やアイドルが続々と現れ始めます。

今回はそんな「妹と呼ばれた人々」の楽曲をセレクトしました。

 

まず1曲目は、大場久美子さんで「キラキラ星あげる」。

1974年にドラマデビュー、その後77年に17歳で歌手デビューを果たしました。

歌手デビューの際のキャッチコピーが「1億人の妹」。

このデビュー後翌年に出演した「コメットさん」が大ヒットし、

ブロマイドの売り上げがNo.1となりトップアイドルに。

名実ともに「1億人の妹」になりました。

 

2曲目は、石川秀美さんで「熱風」。

80年代に近づくと、歌謡曲における妹という存在は

オーディションという形で注目され始めます。

中でも有名なのが、西城秀樹さんの所属事務所による

HIDEKIの弟と妹を募集したオーディションです。

1回目の開催で選ばれたのは河合奈保子さん、

そして2回目で選ばれたのが石川秀美さんでした。

どちらも人気の高いアイドルですよね。

弟も募集していたので参加者には男性もいましたが、

結局優勝したのはどちらも女性でした。

 

3曲目は、真璃子さんで「恋、みーつけた」。

とんねるずと事務所が一緒だったため、

「とんねるずの妹分」と呼ばれ可愛がれ、

一緒に色々な番組に出演していました。これぞ妹分の特権!

今回お送りした曲は、1986年に放送された

とんねるず主演のドラマ『お坊っチャマにはわかるまい!』の挿入歌だった楽曲です。

 

お別れの曲は、倍賞千恵子さんで「さよならはダンスの後に」でした。

1969年から50作も続いた映画『男はつらいよ』で、

渥美清さん演じるフーテンの寅さんを兄に持ち、

気苦労が絶えない妹「さくら」で知られる倍賞千恵子さん。

ちなみに、倍賞千恵子さん自身は5人兄弟の次女だそうで、

兄弟の中では妹であり姉でもあります。

いつか、芸能界・歌謡界における「姉妹シリーズ」もできそうですね!

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2023年5月21日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。