音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に７０年代・８０年代・９０年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第４回目のテーマは『３人組』。

今まで、お酒、旅、髪の毛といったテーマでお届けしてきましたが、

今回は、歌い手の形態に寄せてみました。

７０〜９０年代を彩った「女性３人組」アーティストの名曲たちをお届けします。

まず、１曲目にミッツさんがセレクトした楽曲は、アップルズで「Pizz Pizzi – Jab Jab – Rainy Day」。

ミッツさん曰く、「女性３人組アイドルで、一番歌唱力が高いのがアップルズ」なんだとか。

実の三姉妹で、「ポスト・キャンディーズ」の一番槍的な文脈でデビューしましたが、なかなか上手くいかず、アイドル活動は不発に終わってしまいました。

しかしその後、その確かな歌唱力を武器に、グループ名を「EVE」に変更し、スタジオミュージシャンに転身。

ありとあらゆる作品に、コーラスとして携わってきました。

今回は、アップルズとしてリリースされたたった２枚のシングルの中から、貴重な一曲をお届けしました。

そして、次にご紹介した楽曲は、ギャルで「薔薇とピストル」。

黒木真由美さん、目黒ひとみさん、石江理世さんの３人で結成した「ギャル」。

ギャル結成前は、「スター誕生」出身のソロアイドルとしてそれぞれ活動していましたが、なかなか売れず…。

当時のオトナたちに、３人ひとまとめにしてデビューされた”いわくつき”グループなんだとか。

今回お届けしたのは、そんな彼女たちの、はじまりの曲でした。

残念ながら、商業的な成功を収めることはできなかったギャルですが、

彼女たちの楽曲は今もなお、音楽ファンたちの中で愛されています。

ミッツさんが所属している「星屑スキャット」のデビュー曲も、この「ギャル」の楽曲カバーなんだそう。

そちらも是非聴き比べしてみてくださいね。

そして、本編最後の曲は、キャンディーズ 「アン・ドゥ・トロワ Part Ⅱ」でした。

もはや説明不要と言っていいほど、日本のアイドルポップス史上最強のグループの一つですよね。

１９７３年にデビューし、数々のヒット曲を世に放ってきましたが、

５年間の活動後、突然の解散。

その後７０年代後半には、「ポスト・キャンディーズ 」の座を狙って、数多くの女性３人組アイドルグループがデビューしましたが、

やはり、あのラン・スー・ミキの３人を超えるアイドルグループは現れませんでした。

この３人でなければ成立しない、トライアングルな世界観とルックス、バランス、歌声、音楽性、そしてアイドル性は完璧なのもので、

今でも語り継がれるほどのレジェンドアイドルとなりました。

今回お送りした「アン・ドゥ・トロワ Part Ⅱ」は、あの１５枚目のシングル「アン・ドゥ・トロワ」の別バージョン。

実はこちらが最初のテイクなんだそうです。

シングルバージョンとはまた違った味を楽しんでみてください。

お別れの曲は、星屑スキャットで「la distanza」でした。

こちらは「女性３人組」ではなく「女装３人組」でしたが（笑）、

ミッツさんも所属している「星屑スキャット」の最新シングルをお届けしました。

既に配信リリースされていますが、１２月１５日にはCDでもリリースされますので、そちらも是非。

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