音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく新番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
初回のテーマは『アイドルポップスとお酒』。
デビュー間もない未成年のアイドルが、”お酒”や”飲酒行為のある歌詞”を歌うということはかなり挑戦的ですが、
「ちょっと背伸びをしたい時」「悪い子を演出したい時」には効果的だったようで、アイドルが歌う歌詞の中にも登場することは珍しくなかったんだそう。
中でもミッツ自身が聴いてきた音楽の中で、一番登場回数が多いと感じたお酒は「ワイン」、
そしてアイドルポップスに欠かせないお酒で「マティーニ」を挙げました。
「まだお酒を飲み慣れていないお嬢さんが、ちょっぴり冒険して手を伸ばしてみる」、そんなイメージのあるマティーニを、当時20歳と21歳のWinkが歌い上げたのです。
1曲目のセレクトは、ドライマティーニの誘惑が危ないナンバー・Winkで「Sexy Music」でした。
次にセレクトした楽曲は、工藤静香で「禁断のテレパシー」。
冒頭でも語られていたように、「未成年」と「飲酒」は、ヤンキー・不良といったような、よろしくないイメージがあります。
しかし、そんな危険区域の黄色いテープを、デビュー曲で引き裂いたのが工藤静香さん。
デビュー曲の「禁断のテレパシー」は、Winkのような直接的なお酒の名前はないものの、冒頭2行の歌詞に「飲み慣れている少女」を演出させる、なんとも絶妙な歌詞に注目してほしい、とのことです。
そして、次にセレクトした楽曲は、アノ清純派・松田聖子さんの楽曲。
作詞家・松本隆が紡ぐ「グラス」や「キャンドル」、「林檎酒」といった、小洒落たワードで聖子ワールドを思いのままにしている一方、
身も蓋もない「アルコールソング」が・・・松田聖子「マンハッタンでブレックファスト」。
軽やかなメロディーと、松田聖子さんのキュートな歌声からは想像もつかないような危ない歌詞には、
「清純派・松田聖子にしか昇華できないものだ」とミッツさんは言及されていました。
是非、歌詞カードを片手にお聴きください。
お別れの曲は、今回のテーマにぴったりなナンバー・近藤真彦「愚か者」でした。
次回の放送は、2021年11月9日(火)21:00〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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