あなたの地元に「商工会」はありますか?

商工会ロゴ 【提供:全国商工会連合会】
皆さんの町の商店街や町役場の近くで「商工会」という看板、見かけたことありませんか?「名前は知っているけど、実際は何をしているの?」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回の「週刊なるほど!ニッポン」は「商工会の取り組み」についてです。その道のプロの方にスタジオにお越しいただきました。商工会青年部でバリバリに活動され、今は、国政の立場から中小企業を支える経済産業大臣政務官の越智俊之さんにお話をうかがいます。

越智俊之さん
晴の輔。越智さんは、政務官という赤澤大臣を支える立場の方ですが、実は「商工会青年部」のご出身。
越智「広島県江田島市というところで家業を継ぎながら、地元の商工会青年部で仲間と泥臭く活動してきました。『商工会青年部』は、地域の若手経営者が集まり、経営の勉強なども行う組織です。いろいろな業種や事業規模の仲間がいますから、地域づくりそのものと言ってもいいくらいの活動です。消防団やPTAにも参加したりしていますし、災害があったときには助け合いもします。そうした活動を続けてきました。僕がつらい時期もありましたが、そのときも仲間の励ましや、仲間が頑張っている姿を見て『自分も頑張らなければいけない』と立ち上がるきっかけにもなりました。僕の人生に大きな影響を与えた団体と言いますか、会ですね」

江田島市商工会 【提供:全国商工会連合会】

商工会青年部ボランティア炊き出し支援【提供:全国商工会連合会】

地域イベントに参加する越智さん【提供:全国商工会連合会】
晴の輔 仕事の先輩がいたり、後輩が入ってきたりして、部活のような熱気もあるのですか?
越智「そうですね、そうした熱気はあります」

晴の輔 その商工会青年部出身であり、全国商工会青年部連合会の会長も務めていました。経済状況は、良いときもあれば悪いときもありますが、青年部の皆さんからはどのような相談が寄せられるのでしょうか。

越智「商工会自体は会員さんがいらっしゃって、地域の経営者の集まりなのですが、その地域の中小企業・小規模事業者の経営を支援する機関でもあるのです。事業者にはいろいろな悩みがあります。業種や事業規模も違いますから、本当にさまざまです。その悩みの解決に向け、さまざまな相談に対応しています。例えば融資の相談であるとか、補助金の申請、コロナ禍のときには持続化給付金などの受付窓口にもなりました。寄り添いながら支援していく組織です。私も青年部を卒部して経営者となりましたが、商工会に助けられた一人です」

【提供:全国商工会連合会】
晴の輔 今は個人事業主の方も増えています。
越智「そうですね。創業される方の中には、お一人で事業を始める方もいれば、株式会社など法人としてスタートされる方もいらっしゃいます。商工会は地域の経営者の集まりですが、同時に、地域の中小企業の経営を支援する機関でもあります。青年部は若手経営者の集まりで、仲間づくりの場でもありますし、経営について仲間同士で相談することもあります。ただ、より具体的な支援や手続きなどの相談窓口としては、商工会がその役割を担っています」

商工会では経営指導員が様々な相談を受けています。【提供:全国商工会連合会】
晴の輔 経営者にとって、町のコンシェルジュ的な感じなのかなと思っていたのですが。

越智「まさにそんな感じですね」
晴の輔 お役所的な印象を正直持っていました。

越智「全くそんなことはなくて、お茶を飲みに行く感覚でまずは顔を出していただければと思います」
晴の輔 お茶を飲みに行く感覚で!

越智「そうです。漠然とした相談でも『こういうことですか』と寄り添って聞いてくれると思います」

晴の輔 なるほど。今は国政の立場でもありますよね。そこから改めて商工会や青年部を振り返ると、商工会の存在意義はどんなところにあると感じますか。
越智「ご存じですか。日本全国の企業の99.7%が中小企業・小規模事業者なのです。ほぼ100%に近い数字です」
晴の輔 え?99.7%!?
越智「大企業は0.3%」

晴の輔 そんなものなのですか!!
越智「はい。中小企業や小規模事業者の経営や日々の暮らし、そして地域経済を支えているのが商工会の皆さんだと言っても過言ではないと思っています。私は地域の中小企業や小規模事業者を代表する立場として、現場の目線、そして現場の気持ちが分かる人間として、その声をしっかり国に届けていきたいと考えています。そして地域経済、ひいては日本経済をより良くしていきたいと思っています」

第2回 商工会壮青年部 全国大会(東京都)【提供:全国商工会連合会】
越智「中小企業や小規模事業者が持続的に発展していくことは、とても大切なことです。特に地方では重要です。広島県でも広島市だけでなく、さまざまな郡や町があります。そこには地域で頑張っている経営者や地域の皆さんがいて、その活動を支えているのが商工会です」

晴の輔 僕も落語会で広島によく行きます。広島空港から車で1時間ほどの町に伺うこともありますが、そうした地域にもホールがあって、そこで落語をやらせていただくことがあります。少しでも笑ってもらって、元気の源になったらうれしいですね。そして、そうした地域を支えているのが地元で頑張っていらっしゃる中小企業の皆さんだと感じます。中小企業の方々が活発になると、それがやがて日本経済にもつながっていきますね。

第25回 商工会青年部 全国大会 岩手大会【提供:全国商工会連合会】
越智「必ずつながっていくと思います」
晴の輔 地域の未来をつくる。それが日本の未来をつくる。その役割を担っているのが商工会だと思っています。
越智「まさにそういうことですね。地域の商工会の皆さんの挑戦を支える仲間がいます。ぜひ商工会の扉を、お茶を飲みに行くような感覚で叩いて開けていただきたいですね」

第25回 商工会青年部 全国大会 岩手大会【提供:全国商工会連合会】
晴の輔 商工会をどんどん活用してほしいということですね。
越智「はい、活用していただきたいと思います」
晴の輔 分かりました。では明日お茶を飲みに行ってもよろしいですか。

越智「ぜひとも!時間が合えば僕もご一緒します」
晴の輔 ありがとうございました。
越智「こちらこそ、ありがとうございました」

今日は「地域の中小企業、その経営をサポートしている『商工会』ってどんなところ?」というトピックスでお届けしました。経済産業大臣政務官の越智俊之さんに全国の市町村にある「商工会」についてお話しをうかがいました。地域密着で日本経済を支える中小企業の味方です。あなたの身近にある「商工会」お茶を飲む感覚で訪ねてみては。商工会については、全国商工会連合会のホームページをご覧になってください。
そんな「全国の商工会」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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