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2025.12.29

#404 「移住先で理想的な暮らしを実現した方たちを表彰する『第2回ニッポン移住者アワード』、グランプリの受賞者は!?」

あなたは移住を考えたこと…ありますか。

今回の「週刊なるほど!ニッポン」は、今月9日に行われた「第2回 ニッポン移住者アワード」を特集します。このコンテストは、去年に続きニッポン放送をはじめフジサンケイグループ4社が共同で開催。移住者にスポットライトを当て、移住先で理想的な暮らしを実現した人たちを表彰するものです。

書類審査を経て8つの自治体から8組が選考会に進出。9日に最終審査が行われ、今年もグランプリが決定しました。

授賞式~グランプリ発表

「映えある第2回 ニッポン移住者アワード グランプリを発表いたします」

「グランプリは静岡県焼津市・水野優子さん!」

「おめでとうございます!」

「そして焼津市経済部誘致戦略課の鈴木上貴さん!」

「2人とも壇上にお越しください。おめでとうございます」

晴の輔「第2回 ニッポン移住者アワード」グランプリは、静岡県焼津市の水野優子さんと、焼津市経済部誘致戦略課の鈴木上貴さんが選ばれました。おめでとうございます。まずは、グランプリを受賞された水野優子さんの、移住のきっかけ、そして移住を考える皆さんへのメッセージをお聞きください。

静岡県焼津市の水野優子さん

水野「移住前は本当に何をやっても上手くいかなくて、東京の競争社会に揉まれて崩れ落ちて行くような生活だったのです。そこから転職を考えた時、これまでやってきた接客の仕事と、新たに学んだWEB制作の仕事、その両方ができる場所はないかなと思い、色々と探していたところ、東京と焼津の2拠点でやっているデザインとまちづくりをする会社に、たまたま巡り合いました。『ちょうど焼津でカフェを開こうと思っているのだけど、立ち上げを手伝ってくれないか』という話をいただき、焼津ってどこだろうと思いながらも、面白そうという気持ちで飛び込んでみました。私自身、環境をがらっと変えたことで、自分のことを誰も知らない状況が、むしろ好都合でした。ゼロからスタートを切れた感覚があったのです。少し行き詰まっているなとか、これからどうしようかなと思うタイミングで、住む環境を思い切って変えてみるのは、とてもおすすめなので移住することも推したいと思います」

 

晴の輔 続いて、焼津市経済部誘致戦略課の鈴木上貴さんに、焼津市の特徴と注目されている施策について伺いました。

焼津市経済部誘致戦略課の鈴木上貴さん

鈴木「焼津は、水産物の町、漁港の町といわれるほど水産業が盛んな街です。ただ、それだけではなく、人の優しさや温かさがある街だと感じています。水野さんのように、移住してきた方が自然に市の魅力を発信してくださることも多く、人と人とのつながりがとても温かい市だと思っております。また、子育て支援にも力を入れておりまして、経済的に5つの無料とする施策を行っています。子どもの保育料無料や、妊婦の方から3歳まで1人では子育てが大変な方々に対して支える『子育て応援隊』など、無料で利用できる支援にも取り組んでいます。そうした施策を評価していただき大変うれしく思っています」

水野優子さん

晴の輔 そんな焼津市へ移住した水野優子さんは、まさに子育ての真っ最中です。水野さんは「移住を考える皆さんへ、焼津は人が魅力です。まずは遊びに来てください!海産物だけではない、たくさんの魅力に出会ってほしいです」と話されていました。

 

続いて、そのほかの各賞です。

地域創生賞

地域創生賞は、分散型ホテルが地元のネットワークを生み、限界集落という地域の課題を解決するフロンティアに立っていることが評価された、静岡県沼津市の鈴木智博さんと、沼津市・政策企画課 移住定住推進室の浅野元紀さんが受賞。

こどもみらい賞

こどもみらい賞には、NPOの運営や、古道具店を営みながら、子どもたちと一緒に森を守り育ていく姿が評価された、佐賀県唐津市の三笠旬太さん、そして、唐津市・地域づくり部 移住定住促進課 移住定住促進係の下田愛さん。

ウェルビーイング賞

ウェルビーイング賞には、移住の苦悩や楽しさを、コミックエッセイで発信し、充実した人生を送っている姿が、ウェルビーイングを体現していると評価された、京都府舞鶴市の岡山茉莉さんと、舞鶴市 産業振興部 ふるさと応援課の藤村聡さん。

地域産業賞

地域産業賞には、地元特産の伊自良大実連柿の伝統を守り、商品化を行い、保全に向けた行動によって地続可能な地域産業を創出したことが評価された、岐阜県山県市の加藤慶さん、そして、山県市・企画財政課の佐伯卓馬さんが選ばれました。

また、惜しくも受賞には至りませんでしたが

・千葉県白子町の小林弘典さん

・埼玉県越谷市の石川久士さん

・長崎県松浦市の大石恵子さん

このお三方も、選考会に進まれました。

それでは最後に「第2回 ニッポン移住者アワード」選考委員長・林﨑理さんが、今回の「アワード」を総括されました。

「第2回 ニッポン移住者アワード」選考委員長・林﨑理さん

林「今日のお話しの中で非常に印象的だったのは、さまざまなきっかけで移住された皆さんが、地元の方々にとても温かく迎えられているという点です。ひと昔前は今よりも地方が元気でありました。それだけに移住ということも難しかったのです。地方が厳しい状況にある今は、移住という選択肢は追い風になっていると感じます。今日のプレゼンテーションはどれも素晴らしく僅差でした。また明日に向け力を蓄えて、それぞれの土地で楽しく充実した移住ライフを送っていただきたいと思います」

「第2回 ニッポン移住者アワード」選考会・表彰式の全ての画像提供:産経新聞社

今日は「移住先で理想的な暮らしを実現した方たちを表彰する『第2回ニッポン移住者アワード』、グランプリの受賞者は!?」というトピックスでお届けしました。焼津市に移住した水野さん、焼津市の鈴木さん、グランプリ受賞おめでとうございます。水野さんがお話しされていた「環境を変えることのお勧め」、その一歩がポイントですね。

そんな「第2回ニッポン移住者アワード」に

今年も一年お世話になりました。また来年お会いしましょう。立川晴の輔でした。

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      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。