あなたが「もう一度食べてみたい学校給食のメニュー」は何ですか?
学校の給食は、学校に行く楽しみのひとつでしたね。懐かしいな。お昼が近づくと、給食室から漂ういい匂い。4時間目の授業が終わって、給食当番が、真っ白な割烹着を着て、真っ白な帽子をかぶって、あの「アベノマスク」のようなやや小さめのマスクをして、給食を運んで来てくれる。僕が好きだった献立は「シチュー」かな「ホワイトシチュー」。あと「鯨の竜田揚げ」何とも言えない固さが美味しかった。それと「きな粉パン」きな粉の揚げパンです。あれも好きだったな。なんか思い出すと、食べたくなってきました。その学校給食とはいつ頃から始まったのか?調べてみますと132年前、1889年・明治22年に、山形県の鶴岡町、今の鶴岡市にある「大徳寺」というお寺の中に建てられた小学校で、当時生活が苦しくてお弁当を持って来られない子供が多かったために「無償で昼食を用意したこと」が、日本における学校給食の起源とされているそうです。そんな給食ですが、神奈川県の寒川町が「おうちで給食」と題して、実際に街の小学校で出している給食のレシピを、ホームページに公開。動画で見ることができるのですって。なんでもこの取り組みは2020年度、厚生労働省の「食生活改善普及運動」の好事例に選ばれたのだとか。どのような給食レシピなのか気になります

寒川町(さむかわまち)は、神奈川県の中心に位置し、高座郡に属する町。
相模国一之宮である寒川神社が町の中央に鎮座する。2019年9月1日現在、東日本で最も人口の多い町であり、同県の三浦市、南足柄市より人口が上回っている。
寒川町役場・広報戦略課の山下美萌さんにお話し伺います。
晴の輔 給食レシピを公開しているということですが、どのようなレシピなのですか?
山下「実際に寒川町で、子どもたちが食べているレシピです。『にんじんシリシリ』『ワンタンスープ』『わかめの煮物』『タンドリーチキン』『ゴマみそスープ』『わかめときのこのさっぱり和え』『ひじきとツナのまぜごはん』など、全部で10品ですね。」

ワンタンスープ

タンドリーチキン

わかめときのこのさっぱり和え
晴の輔 何か珍しいのは、ありますか?
山下「ご飯ですと『キムタクごはん』」

キムタクごはん

山下「(笑)そうですよね。でもあの方ではなくて、キムチとタクワンのご飯なのです。これは長野の給食メニューで、オリジナルで作ったものを、寒川町の栄養士の方が、彩りの『コーン』『ひじき』を加え『寒川アレンジ』して出していて、お子さんに大変人気のメニューになっています。」


晴の輔 なるほど。どのようにして選んだのですか?
山下「小学校が5校ありまして、それぞれ2品ずつ、次の3点に気を付けて選びました。『主食』『主菜』『副菜』『スープ』それぞれのメニューがあること。『給食で人気がある』こと『作りやすく、家庭で取り入れてもらいたい食材』を使用したものであること、などを選んで下さっています。

山下「『子どもが美味しいと言っていたので、今日の夕飯に作りました』『この給食メニュー好きなんだ!と子どもから聞いて作ってみたくなった』『分かりやすい』『知っている調理員さんだ』などの声をいただき、嬉しいなと思っています。」
晴の輔 一番反応があったメニューは?
山下「最初に公開した『にんじんシリシリ』が視聴回数すごく伸びていて、材料も『人参とツナと卵』と、ご自宅にいつでもあるような食材ですし、作り方もすごく簡単です。」

にんじんシリシリ


晴の輔 子どもたちが「ぺろっと食べちゃう」いや「キャロッと食べちゃう」のですか?
山下「(笑)。」
晴の輔 そもそも「おうちで給食」という取り組みは、いつ頃から始められた?
山下「昨年5月に調理さんと作成させてもらったのですけど『緊急事態宣言』の時、休校にまでなるっていう状況で「食事の献立を考えることへの負担」に関する声が多いことが分かりました。そのストレス軽減に資する情報を発信することで、在宅生活を少しでも快適にしてもらえればという思いで、各部署が連携してこの取組みを始めました。」
晴の輔 助かった方、多いのではないですか。
山下「そうだといいなと思っています。」

山下「子どもたちが食べてくれるのが、一番いいと思うので『食育』っていうのもあると思うのですけど、一番大事なのは『毎日食べる食事が楽しいな』と思えることを、教えてもらっています。」
晴の輔 それを知った上で、もう1回小学生に戻って、自分の小学校の給食を食べたいなと思いますね。
山下「そうですね。今の給食は、すごい工夫をしていただいていて、本当に私も食べたいなと思います。」
晴の輔 バランスなど考えていただいているわけですからね。山下さんが、子供の頃の好きだった給食の献立は?
山下「栄養の話しをしたのですが…揚げパンです。罪な味がします。(笑)」


「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、寒川町の給食レシピで作りたいメニューは・・・
『にんじんシリシリ』
それとも
『キムタクごはん』
どっちだ!?晴の輔」
これ、どっちも作ってみたいけどね。選ぶなら…
決めました!
「にんじんシリシリ」
作ってみるかな。今ね、結構時間があるからね。もう2月の落語のお仕事、ほとんど延期になっちゃった。

今日は「厚生労働省に選ばれた取り組み!神奈川県寒川町が公開した給食レシピとは?」というトピックスでお届けしました。給食が食べたい~!美味しくて、人気があって、栄養のことをすごく考えられていて、作りやすい。給食とは、ありがたいレシピだったのですね。皆さん動画を参考に是非作ってみては?
そんな「寒川町の取り組み おうちで給食」に

詳しいことはコチラの寒川町ホームページをチェックしてみてください。
それではまた、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 他にもメニューはありますか?
山下「『高野豆腐のオランダ煮』があります。」

高野豆腐のオランダ煮
晴の輔 オランダ煮?ヨーロッパのオランダ?
山下「そうです。高野豆腐の調理は、一回水で戻して切り、片栗粉をまぶして、野菜と共に煮込みます。普通の高野豆腐の食感とは違うものとなって『むっちり』としていて美味しいものになります。」
晴の輔 オランダの香りがする。
山下「(笑)。『オランダ煮』とは『洋風料理』の作り方を取り入れた、日本料理のことを指すそうです。」
晴の輔 でも作りやすいのですよね?
山下「『むっちり』として美味しく仕上がるので、一度作ってみていただきたいと思います。」


-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 この取り組みが2020年度、厚生労働省の食生活改善普及運動の好事例に、選ばれたと聞いております。
山下「健康スポーツ課が行った、こちらの動画を活用した『食生活改善普及運動』は、厚生労働省のホームページで好事例として動画と共に、全国的に紹介されています。」
晴の輔 全国デビュー!
山下「(笑)。全国的に見ていただければ、嬉しいです。」

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