あなたは幼い頃、どんなお家に憧れましたか?

子供の頃、近所の公園や、空き地で遊んだ経験は、誰しもあると思います。世代によっては備え付けの遊具や、砂場で遊んだという人、いやいや私の世代は、落ちている木の棒を拾って「戦隊モノごっこ」をやった。空き地に「秘密基地」を作ったという方もいるでしょうね。天気が悪くて、外で遊べない時、家の中に「遊具」があったらとか、家の中に「秘密の隠し部屋」があったらと思ったことありませんでした?僕は小学校の時、友達の家の「屋根裏部屋」に興奮したことがありました。入ると少しカビっぽい匂いがして、ダンボールがたくさん置かれていた。なんかその中に古いお宝が眠っているのではないか?とか、この奥から「古い刀」が出てくるのではないかとか、勝手に想像したりして。「屋根裏部屋」って好奇心をくすぐられます。探検したくなります。実は東京都中野区の白鷺に、ちょっと「ワクワクするような」お家が出来たと言うのです。「エイチアールケイ」という不動産、ゲストハウス運営を行っている会社が「Holy House」という一戸建ての宿泊施設を作って、先月から予約を開始したところ、問い合わせが殺到!話題になっているのですって。なんでもこの「Holy House」からくり屋敷になっているのだとか。一体どんな建物なのか?どんな仕掛けがあるのか?

「エイチアールケイ株式会社」の代表取締役、堀野晃世さんにお話し伺います。
晴の輔 「からくり屋敷」と言われている「Holy House」とは、どのようなコンセプト?

堀野「一言でいいますと『唯一無二』です。からくりもありますが、ツリーハウス、すべり台、星空付きの屋根裏など、私のやりたい事『てんこ盛りにした』世界に一つしかない物を作りたいと思いました。」



晴の輔 堀野さんがやりたい家を作ってしまった。「ツリーハウス」は憧れます。「からくり屋敷」と聞くと

堀野「『隠し扉』『掛け軸をめくると隠し通路が出てくる』そんな『忍者屋敷』のからくりは参考にさせてもらいました。時代に沿ってインスタ映えするような可愛さが欲しかったので、和にはこだわらず、今の形になりました。」

晴の輔 やっぱり「時代はインスタ映え」!「Holy House」という名前はどこから来たのですか?
堀野「施設名がなかなか思いつかず、お恥ずかしながら、最初はふざけて『堀野』のホーリーで『Holy House』という案を出しました。Holyは神聖なという意味がありますが、スラングでいい意味でも悪い意味でも『マジ?驚いた。ハチャメチャ。困った。いたずらっ子』のような意味があったので『ハチャメチャな家』はピッタリだなと思って付けました。」
晴の輔 堀野さんが作ったから「Holy」。学生時代のあだ名も「Holy」だったとか。
堀野「はいそうです。」

どんな仕掛けがあるのか?言える範囲で教えてもらえます?
堀野「あらゆるところに穴を開けまして、そこを隠していますね。天井だったり、壁だったり、階段も隠しました。だから最初『どうやって2階に上がるのだろう?』と悩んで欲しいですね。人感センサーで音が鳴ったり、ライトがついたりもします。」

晴の輔 見つけられなかったら、2階には上がれない。
堀野「5分、10分悩んで欲しいですね(笑)。」
晴の輔 こだわりのポイントは?
堀野「ツリーハウスを、施工してくださる業者さんを見つけるのが本当大変で、数年がかりで見つけたので、一番のお気に入りですね。」


晴の輔 お家の中に「ツリーハウス」を作る専門の業者さんは、あまり聞きません。庭とか公園ならまだしも。
堀野「大体『そんなの出来ない』と即答でした。」
晴の輔 利用された方の反応は?
堀野「宿泊施設ということで『外国人観光客さん』『地方からいらっしゃる方』を想定していたのですけれど、コロナ禍で自粛要請、Go Toトラベルの停止となってしまい、想定外に『ご近所さん』が凄くいらしてくださっています。」
晴の輔 え?ご近所の方が?
堀野「『私は、近くに住む、中野区白鷺一丁目の者なのですけども、盛り上げてくださってありがとうございます』『こんな素敵なところを作ってくれてありがとうございます』『TVゲームやスマホがなくても楽しい』と言ってくださっています。」

堀野「本当に『からくり屋敷でステイホーム』みたいな感じですね。」
晴の輔 当初は「インバウンド」狙って外国の方の需要を狙った。
堀野「近所の方が『無料で住める家が近くにある』のに、わざわざお金を払って泊まってくださって。『町会の役員さん』の『応援の言葉』も頂いていますね。」
晴の輔 堀野さんが、ご近所に泊まりに行った方がいいのでは?
堀野「(笑)そうですね。」
晴の輔 堀野さんが、このような家に憧れていた。
堀野「まさにそうです。」
晴の輔 大人になると、思いっきり「すべり台ですべられない」です。

堀野「貸し切りですので、周りの目も気にせずに『すべって』いただいてください。
晴の輔 飽きるまで「すべり」まくれる!落語家が「すべる」いうことはよくないのですけど

「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、Holy Houseに宿泊したら・・・
『星空付きの屋根裏で寝る』
それとも
『ツリーハウスで寝る』 どっちだ!?晴の輔」
ツリーハウスで寝るって、憧れるなあ、でも星空も捨てがたいし…、え~これは…
決めました!
「星空付きの屋根裏で寝る」
「Holy House」でたっぷり遊んで、星空を眺めながらぐっすり寝る。これどうかな?
クリスマスじゃないけど

今日は「東京・中野区に出来た、一戸建ての宿泊施設に問い合わせが殺到!そこは・・・憧れのからくり屋敷?」というトピックスでお届けしました。忍者屋敷を参考にしながらも「インスタ映え」や「可愛らしさ」も詰まっている「Holy House」。ご近所の方も利用するくらいですから、楽しいところなのでしょうね。どんな仕掛けがあるのか?もう「押しかけたい」なんて。
そんな「Holy House」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 どのように楽しんでもらいたいですか。
堀野「大人の方も子どもに戻って、楽しんでもらいです。チェックインと同時に私から『ミッション』を課しておりまして、スタートからワクワク楽しめると思います。」
晴の輔 入った瞬間から「子ども心」になってね、「大人の疲れた心」は置いといて。
堀野「はい、そうですね。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 「からくり屋敷」の管理は大変そうです。
堀野「そうですね。大半は良識のある方達で、綺麗に使っていただいていますが、盛り上がって壊してしまったり…メンテナンスは大変です。お客様は『気を使ってくださって』いますけど、これから『ネタばれ写真』などもこれから出てきてしまうと思うので『なんだ、あの写真と同じだ!』と言われないように、新しい試みを考えていきたいと思います。」
晴の輔 若い人が騒いてしまう。よくないですけど「楽しい」ということでしょうね。
堀野「そうです。楽しんでいただけているようです。私としては『ボールプール』は飾り程度だったのですけど、大学生の子たちが『ボールの投げっこ』をして遊んでいて、あちこちにボールが散らばっていたり、レビューでも大人の方が「子どもに戻って、一日中遊び倒しました。かくれんぼに最適な家です。」と書いてくださいました。確かに隠れる場所はたくさんあります。」
晴の輔 外なら分かりますけど、家の中でできるのですね。

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