あなたは、渋谷のスクランブル交差点を横断したことありますか?
「ラグビーワールドカップ2019日本大会」盛り上がっていますね!
実はワタクシ観戦してきました!南アフリカ対ニュージーランド戦を!オールブラックスのハカ、試合開始前の踊りを観ることができました!試合ももちろん面白かったです。他国の試合であれだけ盛り上がるのだから、日本戦は凄いでしょうね。
ラグビーにしても、サッカーにしても日本代表が活躍すると、盛り上がっちゃう渋谷駅前の「スクランブル交差点」。DJポリスも大忙しですよ、ご苦労様です。1回の青信号中に1,000人以上、多い時は3,000人が横断するという、世界で最も人通りの多い横断歩道。そんな渋谷の「スクランブル交差点」が、何と!栃木県足利市に、突如出現した!?…ホントに?
では、足利市 映像のまち推進課 課長 安西健さんにお話しを伺います。
晴の輔 「渋谷のスクランブル交差点」がホントにあるのですか?
安西「あるんですよ!足利競馬場跡地の2ヘクタール・2万平米を使って『渋谷のスクランブル交差点』を再現しております。道路と歩道は、ほぼ実寸大の大きさで、センター街入口のアーチ、落書き、ステッカー含めてリアルに表現されています。」
晴の輔 足利市にスクランブル交差点を再現した理由というのは?
安西「私ども足利市が『映像のまち足利』をキャッチフレーズに映画やドラマのロケ地誘致に力を入れており、関係者から『渋谷の街を再現できるところはないですか?』と問い合わせをいただきました。」
晴の輔 ロケ誘致というのはよく聞きます。でもその街に元々ある建物とか、景色とかなら分かるのですけど…「スクランブル交差点」を再現できる場所はないか?という問い合わせですか!それで映画を撮られたのですか?
安西「予定では今年12月までに、3本の作品を撮影することになっており。9月末に1本中国映画を撮り終えました。渋谷の交差点では、大勢の人が必要とのことで、3日間で3,000人のエキストラに登場いただきました。」
晴の輔 本物のスクランブル交差点では絶対に撮れないけど、足利市だと撮影できる!
安西「時間を気にせずに、色々なシーンが撮れます。周りにはグリーンバックと呼ばれる壁で覆われておりますので、様々な時代の背景もCGで再現可能なのですね。」
晴の輔 なるほど!昭和40年代のスクランブル交差点、平成に入ってからのスクランブル交差点は違います。今などは工事していますからね。
安西「中国映画を撮影した時には『スクランブル交差点』のど真ん中に中国の二階建てバスを停車させて、そこからお金を撒いて人が集まる、というシーンを撮りました。」
晴の輔 ホントの渋谷ではできないですよね。足利に行けば、スクランブル交差点でスクラムを組むフットボールチームの映像も撮れるわけですよね。
安西「(笑)」
安西「ちょうどお隣が病院なので、ちょっと爆破はよろしくない… (笑)」
晴の輔 (笑) あまり大きな音がするような撮影はね、患者さんの具合が悪くなってしまいますからね。
安西「近くには民家もありますので (笑)。」
晴の輔 でもそのスクランブル交差点は撮影とか終わったらどうなるのですか?
安西「セットですので、年が明けたら解体いたします。」
晴の輔 それは何だかもったいないですね。一般の人が見ることは?
安西「今は見られないのですけど、予定している3本目作品の撮影が終わった後に『一般の方に見せられないですか?』と制作会社・美術会社の方にお願いしている最中です。」
晴の輔 一般公開できたら、渋谷のスクランブル交差点では撮れないような写真撮影とか、僕なんかはスクランブル交差点の真ん中に座布団引いて、落語をやるようなことできますね!
ちなみに安西さんはアレやりたいなあとかあります?
安西「あ~、ど真ん中で、大声で叫んでみたいですね!」
晴の輔 (笑) 気持ちいいでしょうね~。それ渋谷でやると捕まってしまいます。
安西「そうですね (笑)」
晴の輔 スクランブル交差点、解体する前に行きたいなあ。
安西「(笑)」
晴の輔 この映画のシーンは、足利で撮影したものなんだ!と観るのも楽しみです!
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
今、お題が来ました!「晴の輔さんが足利市にある『渋谷のスクランブル交差点』で撮影をするなら?・・・
「ど真ん中で高座を組んで落語をやる」 それとも 「ど真ん中に立って愛をさけぶ」 どっちだ!?晴の輔
んふふふッ、世界の中心じゃないんだから!あ、これはもう…
決めました!
「両方やる」
オープンセットだからね、これ両方とも簡単にできるでしょ。
今日は、「栃木県足利市に、あの『渋谷スクランブル交差点』が出現?映像のまちは、不可能を可能にする!」というトピックスでお届けしました。これから映画やドラマを見ていて出てくる、渋谷のスクランブル交差点のシーンはひょっとすると足利市かもしれませんよ。答えはエンディングロールに出ているかも。
そんな「映像のまち足利市」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
安西「9月下旬に中国映画の撮影が終わりました。3日間で3,000人のエキストラの方に登場いただき、もうお祭り騒ぎでした。」
晴の輔 エキストラって地元の人がやるってイメージがあるのですけど。
安西「地元の方はもちろんのこと、駐車場で車のナンバーを確認したのですが、北は旭川、南は久留米から参加していただいております。また中国本土からもいらっしゃったようです。」
晴の輔 その人たちが足利市に宿泊したり、食事したり、凄い経済効果ではないですか!
安西「ありがたいことです。ロケ弁当も地元の業者を使っていただきました。」
晴の輔 (笑) なるほどね。
安西「セットの作りこみも、地元の業者でして、大変ありがたい効果を生んでいます。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 渋谷のスクランブル交差点以外でも、オープンセットとして何か作られたことあるのですか?
安西「6年ぐらい前に『バンクーバーの朝日』という映画で使われた『野球場』と『バンクーバーの街並み』を再現したオープンセットを組んだことがあります。」
晴の輔 それも観たいですね。
安西「セットは解体してしまいまして、その場所は航空機産業の工場になっています。」
晴の輔 これからもそういう機会はあるわけですよね?
安西「ええ、足利競馬場跡地も全体で6ヘクタール以上ありますし、市内の別の場所もありますから、今回と同規模、あるいはもっと大きなオープンセットを誘致したいですね。」
晴の輔 オープンセット以外で、足利市でロケをさせて欲しいとの要望はあるのですか?
安西「実はですね、10年ぐらい前に廃校になってしまった女子高・旧足利西高校があるのですけど、そこでは5年間で100本以上の撮影をしました。」
晴の輔 フル稼働しているじゃないですか!学園モノの撮影ですか?
安西「最近だと『今日から俺は』というドラマのメイン撮影地になりました。」
晴の輔 見ている人が「聖地巡礼」で訪れたりしているのでは?
安西「いつもは一般開放していないのですが、校門のところから写真を撮られたりとかされています。昨年は『聖地!西高学園祭』という名称を付けて一日だけ一般開放しました。1,000人ぐらい来るかな?と思ったら3,200人ほど人が押し寄せまして、大騒ぎになりました。」
安西「そうですね。ありがたいことに。」
晴の輔 足利市は東京からそんなに遠くないですからね。
安西「2時間ちょっとで来られるし、先ほどの高校含めて撮影する場所が多い、また市民の方も撮影に協力的であると、業界関係者の方がおっしゃっていました。」
晴の輔 ロケに協力的というのは、撮影する方はありがたいと思います。おもてなしができているということですね。
安西「はい。」
晴の輔 足利市も日本のハリウッドになる日が近いですね。
安西「そうなるように頑張りたいと思います。」
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