ついつい使いたくなる「名言」はありますか?

私事ですが、先日、「笑点」という番組に円楽師匠の代演という形で一回だけ出演させていただきました。まあ、ものすごい反響で、あの笑点メンバーの師匠方の横に座れただけでも、正に「我が生涯に一片の悔いなし!」と言いたい気持ちになりました。この名言ご存じですか?漫画「北斗の拳」に登場する、ラオウの生涯最後のセリフです。まあラオウといってもラーメンじゃないですよ。
「我が生涯に一片の悔いなし」…今年1月に引退した稀勢の里、現在の荒磯親方が、引退会見で「私の土俵人生において、一片の悔いもございません」と、ラオウのセリフを引用していましたね。
「お前はもう死んでいる」…うん、数々の名言がある「北斗の拳」。コミック累計発行部数1億部を超える伝説的漫画。原作者の武論尊先生のふるさと、長野県佐久市が、今「北斗の拳」への愛が溢れているのですって。
では、佐久市 観光課 観光振興係 係長 田中進さんにお話しを伺います。
晴の輔 「北斗の拳」といえば、僕は「お前はもう死んでいる」というセリフですかね。佐久市は「北斗の拳」のような世界になっているということですか。
田中「いや、あの全然、安全な街ですよ(笑)。佐久市は長野県の東側に位置し群馬県境にある、人口約10万人の街です。」
晴の輔 東京から新幹線だと。
田中「約70分、軽井沢駅の次の駅の『佐久平駅』で降りていただけますと『佐久市』になります。」
晴の輔 その佐久市が「北斗の拳」だらけ。
田中「毎年GWに『佐久バルーンフェスティバル』というイベントを開催しておりまして、今年は『北斗の拳』のバルーンを作り、武論尊さんにも来ていただき盛大にお披露目をしました。

「©武論尊・原哲夫/NSP 1983」

「©武論尊・原哲夫/NSP 1983」
最近ですと、9月8日にケンシロウを始め、ラオウやユリア、サウザーといった、キャラクターをデザインしたマンホールを佐久平駅前に、北斗七星の形に設置しました。」

「©武論尊・原哲夫/NSP 1983」

「©武論尊・原哲夫/NSP 1983」
晴の輔 ははああ~!そのマンホール7つ見て回ったら、北斗七星を回るようになっているのですね?
田中「そうです。」

田中「巡回バスにも、ケンシロウやラオウが描かれております。

「©武論尊・原哲夫/NSP 1983」
また東京と行き来する高速バスに描かれているキャラクターが『佐久市に来い』とPRしています。(笑)」

「©武論尊・原哲夫/NSP 1983」
晴の輔 (笑) 凄くはっきりとしたPRですよね。「来てちょうだい」ではなくて「佐久市に来い」。ケンシロウにそう言われたら「ハイっ!」って言いたくなりますよね。
田中「上から目線で (笑)。あと市内の消防署の縦6m横4mぐらいある看板にも、北斗の拳が描かれております。防火を啓発しているものなのですけど、これは、消防署の署長さんの手描きなのです。」

晴の輔 ええっ?
田中「2ヶ月ぐらいかけて描かれました。」
晴の輔 署長さんもファンなのですか?
田中「はい。」
晴の輔 火は消すけど、絵は消さない!
田中「(笑)」
晴の輔 市役所にも北斗の拳グッズとかあります?
田中「あります。例えばポスター、武論尊さんのサイン、ラオウの名言である『我が生涯に一片の悔いなし』と武論尊さんに描いていただいたフィギュアもあります。他にも等身大の、ケンシロウ、ジャギの胸像が置いてあり、観光課に訪れてきた方をお迎えしております。」

晴の輔 へええ、それも武論尊先生が提供してくださったのですか?
田中「いえ、実はコレは私の私物でして」
晴の輔 えっ!?その胸像が?集めていらしたのですか?
田中「ええ、そういえば家にあるなあと思って。」
晴の輔 いい仕事されているではないですか!それを見たさにお客様がいらしたりするのでは?
田中「先週も静岡県、愛知県、埼玉県と県外の方が来てくださり、ちょっと舞い上がってしまいました。」
晴の輔 かなり盛り上がりますよね。佐久市民にとって、北斗の拳とはどのような存在なのでしょう?
田中「大変大きな存在になっていると思います。年配のおばあちゃんもマンホールを見て回って『カッコいい男だわね~』(笑)」
晴の輔 (笑) 若い頃に会いたかったわ、と思ったのですかね。
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
今、お題が来ました!「晴の輔さんがお願いをするなら?・・・
「原作者の武論尊先生に落語を書いて頂く」 それとも 「作画の原哲夫先生にケンシロウ風ハレノスケの画を描いて頂く」 どっちだ!?晴の輔
えへへぇ、大先生にそんなお願い恐れ多くて…まあ選ぶなら…
…決めました!
「原作者の武論尊先生に落語を書いて頂く」
先生だったら、どんな落語をどんなストーリーの落語を書くのか…あ?これさ、落語じゃなくて武論尊先生に歌を書いていただくじゃダメ?歌を書いていただく

今日は、「長野県佐久市は『北斗の拳』への愛が溢れている!?あたたたたーっ!!お前はもう行きたくなる」というトピックスでお届けしました。
どうですみなさん。もう行きたくなったでしょ?是非佐久市へ。観光課の田中さんに会いに行ってください。「ご用件は?」と聞かれたら「北斗の件で…」なんちゃって。
そんな「佐久市」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 お土産とかあったりするのですか?
田中「はい、サクマドロップス、サクマ製菓さんの工場が佐久市にある縁で、5月に第一弾としてジャギをデザインした北斗の拳と佐久市のコラボ商品を発売して大変好評でした。8月24日には第二弾として『雑魚キャラ』がいるのですが、それに焦点を当てたドロップスを作りまして、発売しております。」

「©武論尊・原哲夫/NSP 1983」
晴の輔 雑魚キャラが描かれたドロップ!
田中「『さくしドロップス』ともじっておりまして」
晴の輔 それも仕掛けた訳ですか。いろいろ考えてやるところが、戦略があるというか策士ですね!
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 今後、北斗の拳で企画されていることあります?
田中「『マンホール・カード』を作っておりまして、12月にはみなさんにお配りできるようなスケジュールで進めています。」
晴の輔 それは楽しみですね。北斗の拳ファンもそうですけど、マンホーラーってたくさんいますからね。欲しいと思いますよ。
田中「このラジオを聴いている方々にも、佐久市に来ていただきたいと思います。」
晴の輔 北斗神拳ではないですけど、佐久市は【真剣】に取り組んでいらっしゃるのですね!いろいろと田中さんのアイディアで!
田中「はい。」
晴の輔 自前で胸像を市役所に設置されるぐらいですからね。
田中「その辺は、私の熱い思いを職場に持ってきてしまっている、ということではありますけど。」
晴の輔 その熱き思いは田中さんの「声」からも伝わってまいります。
田中「ありがとうございます。」
晴の輔 ケンシロウが描かれている高速バスで、僕も行きたいと思います!

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