いきなりですが、あなたは「鈴木さん」ですか?
昨年、明治安田生命が発表した「全国名字ランキング」を見てみると、
第3位が「高橋さん」、推定人口がおよそ143 万人。
第2位が「鈴木さん」、推定人口がおよそ182 万人。
そして、一位が、「佐藤さん」!推定人口は、およそ194 万人。
やはり「佐藤さん」は強いですね!苗字ランキング2位の「鈴木さん」、実は「東日本だけでのランキング」では、第1位なんですって。
この「鈴木」姓の発祥の地、ルーツとされる場所があるんですよ。どこだと思います?和歌山県です。西日本!?と突っ込みたくなります。僕はてっきり静岡県かと思っていました。
鈴木姓発祥の地は、和歌山県海南市にある「鈴木屋敷」なのですって。今、この鈴木さん発祥の地がピンチを迎えているそうです。パンチ佐藤、ピンチ鈴木!…どういうことなんでしょうか。
海南市 企画財政課 課長補佐 藤田倫成さんにお話しを伺います。
晴の輔 企画財政課に鈴木さんはいらっしゃるのですか?
藤田「『企画財政課』にはいないですね。当方の市役所にも鈴木さんは一人しかいないのです。」
晴の輔 あれ?海南市って鈴木さんが多いのではないですか?
藤田「人口5万人程度の市なのですけど、そのうち『鈴木さん』は159人しかいないのです。」
晴の輔 …あ!そうなのですか!!でも鈴木姓発祥の地ですよね?
藤田「『鈴木屋敷』が鈴木姓のルーツと言われていまして、昭和17年・1942年に122代目の鈴木さんが亡くなられてから、ずっと空き家状態なのです。
晴の輔 えっ、そのお屋敷はどのような状況なのですか?
藤田「もう朽ち果ててしまって…
ただ平成27年に『鈴木屋敷』が海南市内にある藤白神社という敷地内にありますもので、そこの敷地全体が国史跡に指定を受けました。そこで文化財として復元する運びとなりました。計画として2020年から2年ほどかけて、江戸時代の和歌山県の様子や、鈴木屋敷を描いた
『紀伊国名所図会』を参考に復元する計画です。」
晴の輔 それは貴重な文化財ですよね。でも復元には莫大なお金がかかります。
藤田「めちゃくちゃお金がかかります(笑)計画上では、約1億5千万円かかると言われまして。国などから、約6割・9千万円ほどの補助金が出ることになるのですけど、残り6千万円は所有者である、藤白神社の負担になります。市としても何とかしなければと考えて、『企業版ふるさと納税制度』が活用できることになりました。」
晴の輔 ふるさと納税の、企業版なのですね!
藤田「今年の1月から本格的にお願いしております。」
晴の輔 集まり始めているのですか?
藤田「国内企業で鈴木といいますと、自動車メーカーの『スズキ』さんをイメージされるかと思います。」
晴の輔 そうですね、世界のスズキですからね。
藤田「『スズキ』の鈴木修会長とはですね…平成25年に、“全国の鈴木さん海南市にいらっしゃい”ということで、『全国鈴木サミット&鈴木フォーラム』を開催させていただいたんですが、その時に…」
晴の輔 (笑)
藤田「鈴木会長にもおいでいただいて、基調講演をしていただいたんですね。そのご縁もありまして、スズキ株式会社から200万円ほどご協力いただきました。」
晴の輔 個人でも寄附はできますよね。
藤田「多くのお問い合わせをいただいております。早ければ4月からクラウドファンディングによる、ふるさと納税『ガバメントクラウドファンディング』を実施する予定です。」
晴の輔 全国の鈴木さんに、この現状を知っていただくPR強化のことを、【鈴木強化】(…京香)と呼んでよろしいでしょうか?
藤田「(笑)」
晴の輔 最終的に鈴木屋敷が復元されて、目指せ!スズキランド!じゃないですか。
藤田「(笑)」
晴の輔 送迎の車はもちろんスズキで!
藤田「面白いですねえ。すいません、そのアイディアいただいてよろしいですか?」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
今、お題が来ました!「立川という名前が存続危機になりました。晴の輔さんはどうする?・・・
『存続に向けて立ち上がる』 それとも 『諦める』 どっちだ!?晴の輔」
んふふふっ、立川という名前というか、亭号ね。これは江戸時代後期から続く、歴史ある亭号です。僕の大師匠である立川談志が、大きくしました。
えー、決めました!
迷わず『存続に向けて立ち上がる』
そりゃそうですよ。亭号がないとね、仕事出来ませんから。本名では無理ですからね。立ち上がりますよ、あ、僕は男です。
今日は、「和歌山県海南市が全国の鈴木さんに助けを求めている!?」というトピックスでお届けしました。
全国の鈴木さん、あなたのルーツです。あなただけが頼りです。是非助けてあげてください。あ、鈴木さんでなくても寄附出来ますよ!ね、本田さんでも、豊田さんでも、松田さんでも、手助け出来ます!
そんな「海南市の鈴木屋敷」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
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