新米の季節、あなたはどこの新米を食べましたか? あきたこまち?ゆめぴりか?コシヒカリ?
富山と言えばワタクシの師匠、志の輔が富山出身でございますので、富山のことを首都と呼んでおります。そしてついこの間なのですけど、東京 日本橋にある富山(首都!?)のアンテナショップ、「日本橋とやま館」の館内に「富山はま作」というレストランがありまして、そこで落語会をやってきたのですよ!
落語会のあとには、富山の幸満載の落語弁当と地酒を振る舞う懇親会もありまして、そこで出していただいたお米が、富山の新しいお米。
名前がですね富山の「富」の字を3つ並べた「富富富」と言うのですよ。
「富山はま作」さんに頼んで白米だけを一杯食べさせていただきました。
いやあ美味しかった!
お聞きしてみたら「富富富」は、発売までに15年かかったそうです。15年ですよ?何でそんなにかかったのか?
富山県 農林水産部 農林水産企画課の大島晃さんにお話を伺います。
晴の輔 「富富富」私もいただきました。とても美味しいお米でした。特徴は何でしょう?
大島「炊きあがりの香りが非常によくて、コシヒカリをしのぐ旨味と甘みがあります。旨味成分のグルタミン酸・アスパラギン酸が多いですし、アリニンとかグリシンなどのアミノ酸、甘み成分も多くて、データ的にも美味しいということが分かっております。」
晴の輔 科学的にも証明されている。
大島「それからもう一つ、時間が立っても固くなりにくいという特徴があります。」
晴の輔 「富富富」を発売するまでに15年かかったのですよね?かなりの歳月ですよね?
大島「『富富富』の開発にあたって平成11年から14年の5年間は、富山では猛暑に見舞われ、お米の品質が悪くなった、ということもありまして、15年から夏が暑くても品質が落ちない品種を開発しようとしたのが始まりです。」
大島「実際に15年から19年の5年間については、とにかく暑さに強い原種探しをやっていました。」
晴の輔 味を良くする以前に、栽培時に暑さに強いお米をまず選ぶ。
大島「1万種類の稲の中から、『ハバタキ』という暑さに強い遺伝子を持つ品種を見つけまして、平成19年に発表しているのですけど『世界初』なのですね。」
晴の輔 初めて見つけたということで!
大島「その『ハバタキ』と『コシヒカリ』を交配して、暑さに強い遺伝子を取り込んだものを、さらに『コシヒカリ』を何度も掛け合わせました。その間にも倒れにくい草丈の短い系統ですとか、いもち病に強い系統も同時に掛け合わせながら、できたのがこの品種です。」
晴の輔 今年は台風が多かったじゃないですか?
大島「はい、2回ぐらい影響ありまして、一部コシヒカリが倒伏しましたが、この『富富富』に関しては倒れませんでした。」
晴の輔 稲が倒れにくい特徴を持っているからですね。美味しくて強いお米!ネーミングのインパクトもあります。
大島「『富山の水』『富山の大地』『富山の人が育てた』富山ずくしのお米ということで名付けました。」
大島「勤勉な富山県民が育てました。」
晴の輔 うちの富山出身の師匠・立川志の輔は…凄く働きますから…
大島「(笑)そうですよね」
晴の輔 もう着いていく弟子の方が必死でございます。
大島「ご苦労様です(笑)。それと食べた後の幸せの気持ちを『富富富』として表しているのもあります。」
晴の輔 笑みがこぼれる!大島さんの『富富富』の食べ方でおススメあります?
大島「富山県では一人当たりの昆布の消費量が日本一なのですけど、昆布を薄く削った『とろろ昆布』がありまして、それをご飯にまぶして食べるのは美味しいですし、富山と言えばホタルイカ!それの沖漬け、醤油漬けも合います、あとは冬になると氷見で寒ブリが獲れます。脂の乗った刺身と『富富富』の組み合わせも美味しいと思います。」
晴の輔 富山のお米に、地の美味しいもの…堪らないですよね!
大島「食べていただければと思います。」
「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題が届きました…「晴の輔さんがお米を発売するとしたら、どんな名前にする?…『ハハハ』それとも『ホホホ』 どっちだ!?晴の輔」
ハハハって笑っているよ!ホホホ…両方とも笑い声だよ!客席からの笑い声は僕にとっての栄養ですからね。お米と一緒ですよ。
…決めました。
『ハハハ』
うん…やはり「ホホホ」は上品かな。やはり「ハハハ」って笑い声が欲しいのですよ!舞台にいると。でもね「ホホホ」「ハハハ」って聞くとね、お米の【富富富】っていい名前ですよね。名前に生産者さんの
今日は、「富山の新しいお米を食べたら思わず笑みが・・・ふふふ」というトピックスでお届けしました。
この【富富富】はネット販売でも買えます。コチラの「キトキトとやまの産直便」からどうぞ。15年かかった理由が分かりましたよ。暑さに強く、病気にも強い!遺伝子探しからスタートしたのですからね。
そんな「新富山米『富富富』」に、
間違えた
それでは次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした!
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