盆踊りソングと言えば、東京音頭、炭坑節、最近では、ダンシング・ヒーロー?
皆様は今年の夏に盆踊りしましたか?僕は今年の夏どころか何年も踊っていないのですけども…もっとも世間にはいつも踊らされています…
盆踊りの曲と言えば、志村けんさんが全国に広めた「東村山音頭」です。
ひ~がし村山、三丁目~♪ってやつですよね。
その「東村山音頭」をラップに合わせて歌う試み「レペゼンLOCAL」というプロジェクトがあるのです。
そのプロジェクトを東村山市と一緒に、進めているのがTV番組「フリースタイルダンジョン」でおなじみフリースタイルラップの王者、ラッパーの晋平太さんです。
晴の輔 TVで観てました!
晋平太「いやいやいやいや(笑)ありがとうございます。」
晴の輔 「レペゼンLOCAL」これはどういう意味なのでしょう?
晋平太「『レペゼン』とは代表する、『LOCAL』は地元。『レペゼンJAPAN』とオリンピックで言われたら日本代表!『レペゼンLOCAL』とは地元を代表して、自分はここに立っているのだ、そういう意識をみんな持とう!会社代表とか組織代表、家族代表ってことです。何でもレペゼンする理由ってあるではないですか!」
晴の輔 はい。
晋平太「『レペゼンマインド』自分のことを好きになる。地域のことを好きになる。自分が所属しているところや団体を好きになる。そんなことにフィットしている音楽がラップ」
晴の輔 なるほど。その意識を持って『東村山音頭』とラップって、ある種かみ合うような、かみ合わないようなことをイメージしてしまうのですけど。ご出身が東村山なのですか?
晋平太「僕は狭山市で、隣の隣ぐらいのところなのですけど、5年ぐらい前から東村山に住んでいます。東村山音頭はもう僕らの伝統文化だと思うのですよ」
晴の輔 志村けんさんの!
晋平太「そんな文化遺産があるのに、忘れ去られるのはもったいない。それを現代版にリメイクしよう。ヒップホップとかラップってそもそもそんな音楽で、昔あったものを現代風によりよくする!それが原点。」
晴の輔 ではラップを通じて、知らない世代にも知ってもらう。
晋平太「そうですね。生まれ変わらせて…ではないですけど。」
晴の輔 それは晋平太さんが作って、やるのですか?
晴の輔 なるほど!どんな年代の方がいらっしゃるのでしょう?
晋平太「先日『シニア』をやって、70代とか80代も来たし、中学生向けのもやったし」
晴の輔 おじいちゃん、おばあちゃんがYO YO!とかやるのですか?
晋平太「やります、やります!ワークショップでは自己紹介ラップを作るのですけど、『僕の誕生日は赤穂浪士の討ち入りの日だ!』とか(笑)。『95万円振込詐欺で振り込んだ!』なんてのを作ったおばあちゃんがいたり」
晴の輔 (笑)それをラップで表現されたのですか?明るく?
晋平太「はい、明るく自虐的ではないですけど、ラップってそういうのが許されるので」
晴の輔 なるほどね。ワークショップやられて東村山の魅力が再発見される?
晋平太「魅力満載です。シニアの方々には昔の東村山はどうったのか?と聞いて、面白い話を教えていただいたり、そうやって話を聞きだしてそれをラップにしていく」
晴の輔 もう出来上がっているのですか?
晋平太「もうほとんど出来上がっているのですけど、まだ音楽が完成していなくって、11月10日の『東村山市民産業まつり』のステージで完成披露します!」
晴の輔 いくつかフレーズは出来ているのですか?
晋平太「出来ています。ちょっとここでやっていいですか?」
晴の輔 ええっ!?ホントにいいのですか?
晋平太「アカペラですけど、これは市民の方が一緒になって考えたフレーズだと思って聴いていただければ。
東村山音頭 ♪ Oh! 東村山一度はおいで!美味しいものがたくさんあるよ♪
『武蔵野うどん』『黒焼きそば』『季節のフルーツ』『焼き団子』♪
オシャレじゃないけど、通好み!地元で作る日本酒を飲み、スポット巡り、隠れた名店・二軒三軒・まるで志村けん♪
酔い覚ましに北山公園♪八国山でトトロと共演♪坂道登り庭先ゃ多摩湖!
東村山来てみりゃ最高!坂道、横道、分かれ道♪あぜ道、抜け道、鷹の道♪
古戦場には将軍塚!背丈のススキが揺れていた♪ふるさとよりも田舎だった!
このまちがふるさとになった!!ずっと大事に住みたいな!誇りをもって住みたいな~!
東村山一度はお出で~♪」
晴の輔 行きます!
晋平太「(笑)」
晴の輔 僕は落語家だから『二軒三軒志村けん♪』に食いつきました!
晋平太「それは市民の方が考えたフレーズです。これは僕では書けないし想像できないものです。『ワークショップ』やって作った良さだなと思います。」
晴の輔 地元の方たち、生き字引の方たちが、ある種財産というか文化なのですね!
晋平太「ホント、そうですね。」
晴の輔 それを11月10日(土) 東村山市民産業まつりで、今のラップお披露目です!是非とも行っていただきたいと思います。今日はありがとうございました。
晋平太「ありがとうございました」
「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題が届きました…「晴の輔さんがラッパーになったらどんなスタイルを目指す?…『熱い言葉をぶつけまくるスタイル』もしくは『キレイに韻を踏むスタイル』 どっちだ!?晴の輔」
んふふふふ、なるほどね。
…決めました。
『キレイに韻を踏むスタイル』
いや、これね、やっぱり『キレイに韻を踏む』それが決まると気持ちいいのですよ!僕も落語家ですから『韻を踏むのはよくやります』でもそう簡単に出来るものではないのですよ。なかなか出来なくてね、よく【地団駄を踏んでいます】
今日は、「あの東村山音頭がラップになった!?」というトピックスでお届けしました。
あの晋平太さんのラップを目の前で聴けるとは…(感動)♪季節のフルーツ、焼き団子♪ですからね!焼き団子がこんなにカッコいい響きを持つとは…
11月10日(土)、11日(日)に開催される「東村山市民産業まつり」10日(土)には「東村山ラップ音頭」が披露されます。ぜひ皆さま行ってみてください!
晋平太さんは東村山市民の【生の声】を引き出す力が凄いですね。
そんな「東村山ラップ音頭」に
それでは次回もお会いしましょう!
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