あなたはご当地検定を受けたことありますか?
今回のトピックスは、「江戸文化歴史検定から学ぶ、江戸時代の知恵!?」の巻
大迫半端ない、じゃなくて晴の輔中途半端ね!
全国には、地域の歴史や文化などの知識を問う「ご当地検定」もたくさんありますよね。
有名なのは「京都・観光文化検定」「鎌倉検定」「富士山検定」マニアックなものだと鳥取県の「境港妖怪検定」ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげる先生の出身地ですからね。
私、先日とある検定の過去問をやってみました。
それは「江戸文化歴史検定」です。ワタクシ落語家ですから、ワタクシ江戸を語っておりますから… 3級の問題をやってみました。
100問中70問正解すると合格。私はなんと!…。
江戸文化歴史検定協会の庄野三穂子さんに「江戸文化歴史検定」についてお話しを伺います。
歴史とか江戸が好きだから結構ボク詳しいんだよね!
-「江戸文化歴史検定」は、どのようなきっかけで始まったのですか?
「江戸時代には今でこそ生かすべき工夫などがあるよね?ということが多いのです。例えば今、私たちがごく普通にご飯を3回食べるとか、お祭りが四季折々あるとか、そのような暮らしの原点、ルーツが江戸時代にあると、それは懐かしがるだけではなくて、未来を切り開いていく知恵と活力として学び取ろうということで始まったのです。」
-江戸から、過去から学ぼうってことですか。始まったのはいつからですか?
「2006年から実施しておりまして、今年で13回目を迎えます。『江戸文化歴史検定』とは言いづらいので『江戸検』と言っています。」
56問の正解でしたので不合格でございました。
「ちょっと惜しかったですね。」
-でも思ったよりは自分なりには出来たと思いました。
「初級テキストというのがありまして、それをしっかりと読んでいただけたら、頑張って小学生で受かった子もいらっしゃいますし、3級はちょっと頑張れば大丈夫。『歴史とか江戸が好きだから結構ボク詳しいんだよね!』と人に言いたかったら勉強して2級を取っていただきたいです。」
「1級となりますと、あちこちご案内できる『江戸の街のコンシュルジュ』ぐらいのレベルでして、超難関、合格率は4~5%なんて年もざらです。」
-そんなに難しいものなのですか…1級とか2級は毎年テーマとかあるのですか?
「はい、毎年テーマを設定していて、例えば今年は『江戸のヒロインたち~百花繚乱の女性像~』というタイトルでテキスト作っております。これは江戸の封建制の中、歴史の表舞台には出てこなくても、憧れの花魁とか、幕府や藩を支えた女傑とか、一生懸命に生きた女性が大勢いたのだな、ということを知るのがテーマとなっています。」
-なるほど!どのような問題が出たりするのでしょう?
「例えば…じゃあ問題出しますね。鈴木晴信の浮世絵にも描かれた『笠森お仙』というのは明和の三美人の一人として江戸じゅうの人気をさらいました。さてお仙が働いていた店というのはどのような店だったでしょうか? イ『髪結所』 ロ『小間物屋』 ハ『水茶屋』 二『楊弓場』」
「答えはハの『水茶屋』なのですけど、谷中感応寺の笠森稲荷というところの水茶屋に勤めていた少女がお仙だったのですね。今風にいうと喫茶店でアルバイトしているウエイトレスさんという感じです。男性たちの心を鷲づかみしたみたいです。会いに行けるアイドルの先駆けですね。」
-美人すぎるウエイトレスさん…会いに行けるアイドルの形って江戸時代から合ったのですね。江戸文化の歴史検定をやると普段の生活に生かせることって、多いのでしょうね?
「昔はこの辺に川があったのだなと歩くだけで、坂道がちょっと違ったものに見えてきたり、ですから落語を聴きに行っても歌舞伎に行っても、少しでも当時のことを知ってだけでイメージが広がりますからね」
「(笑)是非3級から受けてみてください」
-はい、3級から挑戦してみたいと思います。ありがとうございました。
「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題は…「タイムスリップしたいのは『関ヶ原の戦い』か『天保の大飢饉』」
ええっ、へへへへへへへ、どっちもタイムスリップしたくないのですけど…。ええっ?戦場でしょ?飢饉でしょ?
…決めました。
「天保の大飢饉」です。いやあ戦場には行きたくないですよ、大飢饉も嫌ですけど、考えてみたらですね落語家ってのは、前座は時代毎日が飢饉でしたから…真打になっても波がありますよ。年に数回大飢饉が襲ってきますからね。飢饉を乗り越えると芸が太くなる、こんなまとめでゆるしてチョンマゲ。
今日は、「江戸文化歴史検定から学ぶ、江戸時代の知恵!?」というトピックスでお届けしました。
江戸時代に生まれた知恵ってホント凄いですからね勉強してみると。
江戸文化歴史検定、あなたも受けてみませんか?
第13回の今年は、11月4日(日)に東京、名古屋、大阪で試験が行われます。
お申し込み方法、受験料など、詳しくはコチラの公式HPでご確認ください。
それでは次回をお楽しみに!
週刊なるほど!ニッポン 編集長・立川晴の輔でした!
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