皆様、いかがお過ごしでしょうか。
「週刊なるほど!ニッポン」編集長、落語立川流・立川志の輔門下の真打・立川晴の輔でございます。
日本には1,700以上の市町村があります。その市町村の数と同じだけ、その「まち」ならではの伝統料理やご当地グルメ、地域を熱くし情を厚くするお祭りに、インスタでも話題になるスポットが必ずあります。そんな各地の気になる情報を、ニッポン放送をキーステーションに全国38局ネットで全国にお届けするプログラム「週刊なるほど!ニッポン」
あなたは映写機によるフィルム上映で映画を観た見たことはありますか?
映画館というと親に連れていってもらうもので、一人で行くと「ああ、大人になったなあ」と思ったことを思い出します。
今回のトピックスは「今年で107歳の映画館でフィルム上映が楽しめる!?」の巻
GW、映画を観に行く予定の方、多いのではないでしょうか?
どの映画を観るのか?今は映画館選びで楽しみ方も変わる時代。
キレイな映像や、極上の音にこだわった映画館ですとか、座席が動くようなアトラクションを楽しめるような映画館。専用ベストを着て観る「超体感シネマ」なんてのもあるそうです。
映画館が進化している中、今回は現存する日本最古級の映画館について調査してみました。
それが、新潟県上越市にある映画館「高田世界館」。元々は1911年(明治44年)に芝居小屋として開業、5年後の1916年 (大正5年) に常設映画館となりました。今年でなんと107歳!
レトロな映写機ですとか映写室があって話題になっているそうです。
本日はその「高田世界館」を運営しているNPO法人「街なか映画館再生委員会」代表、岸田國昭さんにお話しを伺います。
映画館が登録有形文化財
今年で107年という映画館。当時のままってことですか?
「そうです、舞台とか2階席はそのままですね。2009年に経済産業省の近代化産業遺産に認定され、2011年には国の登録有形文化財に登録されました」
映画館自体を見たいというか、そんなお客さんもいらっしゃいますか?
「ありがたいことに、全国からわざわざお越しになって見に来てくださいます。映写室も公開しており映写機が回っている所を見学するツアーもあります。」
最近フィルム上映した作品は?
「最近は日活の昔の作品を上映しました。吉永小百合さん版の『伊豆の踊子』、石原裕次郎さん出演の『太陽の季節』とか古いその頃の日活さんの作品をお借りして上映しました。」
日活というと「ロマンポルノ」
「昨年日活が若手5人の監督にロマンポルノを新しく撮り直しました。それを上映したのですが古いのも上映しました。私の好みで風祭ゆきさんの作品も上映しました(笑)」
それは(笑)…岸田さんの趣味で…(笑)
戦時中の広島が舞台のアニメ映画『この世界の片隅に』をあえて高田世界館で観たいというお客さんが、大勢お見えになられていたとか。
「戦中、戦後の雰囲気をまだ残しておりますし、ちょっと固めの椅子で観たいと全国からお越しくださいました。」
これからも高田世界館を維持して、若い方に継承されていくのでしょうか?
「スタッフが若い人たちばかりなので、例えば映画とイベントをコラボしたり、ウイスキーの映画でしたら近くのバーで映画の半券持っていけばタダで飲めるよとか、落語の映画でしたら、まず最初に落語をやってからとか」
ええっ!?高田世界館で生の落語をやっていたりするのですか?
「落語はよくやっているのですよ」
ちょっと…(笑)ワタクシまだ呼ばれていないのですけど。
「(笑)去年は立川志らくさん来ていただきました。」
志らく師匠…!機会がありましたら晴の輔にもやらせてください!
「どっちだ!?晴の輔」
二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題は「『高田世界館』で観たい映画は?・・・石原裕次郎さん出演の「太陽の季節」、風祭ゆきさん主演の日活ロマンポルノ、どっちだ!?晴の輔」
(笑)これ選んでいいのですか?えっ?これは全く迷わないですよ。
風祭ゆきさん主演の日活ロマンポルノ
何故かと言いますと…見たことないから。
今日は、今年107歳の映画館でフィルム上映が楽しめる!?というトピックスでお届けしました。
高田世界館で『鎌田行進曲』観たいですね。
「高田世界館」へのアクセスなのですけど、電車でのアクセスは、えちごトキめき鉄道「高田駅」より徒歩でおよそ10分。車では、上信越道「上越高田IC」より、およそ10分、北陸道「上越IC」より、およそ15分。
映画鑑賞と一緒に興味深い見学ツアーもありますのでご利用されてはいかがでしょう?
詳しくはコチラ公式HPをご覧ください。
「週刊 なるほど!ニッポン」では、あなたの地域の耳よりな情報をお待ちしています。
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週刊なるほど!ニッポン 立川晴の輔でした!次回もお会いしましょう。
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