中村こずえのSUNDAYHAPPYMAP

2020.12.10

東京の地紅茶「ひのはら紅茶」!

東京都檜原村。

大島、三宅島と言った島しょ部を除くと、東京都で唯一の村。また、島しょ部を除くと、東京で最も人口が少ない自治体です。この村で、この土地ならでの紅茶「ひのはら紅茶」に挑み続けているのが、お話しをうかがった戸田雅子さんです。

 

都心で高校教師をされていたころから自然溢れる中での暮らしを求め、檜原村に移住。退職されるまでは、新しい住まいから港区の高校へ片道2時間ほどかけて通いつづけたそうです。そうまでして檜原村での暮らしを選んだのは、「人情の厚さ」「豊かな自然」「都内であること」だったと教えてくださいました。

 

自宅の周りの薮に猪が隠れるのを防ぐために、手入れをしてみたところ薮だと思っていた場所は、茶畑。茂っているのは、「お茶の木」だと分かったんだそうです。

出会ってしまったお茶の木を有効活用しようと、ご近所の方と茶摘みを始めました。摘んだ茶葉をお茶にするわけですが、茶葉は、摘まれた瞬間から発酵が始まり熱を持ちます。そのため、製茶所が近くにない檜原村では、緑茶作りは難しい…でも、紅茶なら摘んだ日に製茶をしなくてもいいということで、紅茶作ることにしました。しかし、茶摘みだけでなく製品にすることも自分で行うことになり、それはそれは大変だったそうです。

 

戸田さんの茶畑は、荷揚げが難しい山の上にあります。農薬も化学肥料も使わず育てられています。そんな茶葉で作られる「ひのはら紅茶」は、安心安全でやさしい味わいという評判です。「檜原村は若い世代が働く場所が少ないのですが、この紅茶で、村の若い人たちが仕事を展開していけるような事業に育てたい」という戸田雅子さん。素敵な目標が、お茶の木のように清々しく育まれますように。

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • 中村こずえ
      中村こずえ
      中村こずえ

      中村こずえ

      10月1日生まれ 天秤座。TOKYO FMアナウンサー出身。
      10代のころから今に至るまで、日本各地を旅し、47都道府県すべて訪れている。海外旅行も大好き。
      美味しい顔を見たくて(本当食べることが好きで)料理好きに。
      ワーキングマザーとして「簡単・テキトー・安い・早い・うまい!」をモットーとしたレシピ本を三冊出版している。
      スポーツはテニス、スキー、ゴルフ…すべて夫がコーチ!
      朗読の舞台公演や、講師の顔も持つ。

    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。