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2020.09.08

新型コロナの逆風を、追い風に変えた老舗三味線メーカー!?

明治18年(1885年)創業。

当代(大瀧勝弘社長)の祖父により、三味線の胴作りからその歴史が始まった老舗メーカー「東京和楽器」。

かつての民謡ブーム、そして1999年に吉田兄弟がメジャーデビューを果たした頃には、多くの三味線需要があり、最盛期には、東京和楽器だけでも年間八百丁もの三味線を作っていたといいます。しかし、伝統芸能の習い事への興味が薄れるのと相まって、年々需要が低下。加えて、今年のコロナ禍が重なり、止む無く8月15 日をもって廃業することを決意されました。そのことが新聞で報道されSNSで衝撃が広がると、新しい注文が入り、加えて支援の申し出が寄せられました。

和楽器バンドの呼びかけで実現した募金活動では、8,050,343円(9月3日に贈呈された)が集まりました。今回の新聞報道をキッカケに知り合ったバンドからの支援の提案に、東京和楽器の大瀧さんは、「受けていいのだろうか…」と、最初は戸惑ったといます。しかし、真っすぐな思いを知るに至り、募金が行われた和楽器バンドの公演にも足を運ばれました。

こうした新しい動きがあっても厳しさはつづく三味線業界。

大瀧さんは言います、「今年、12月までは仕事が続けられます。その間に、事業が継続出来るような工夫をしないといけません。」

三味線職人のみなさんと歩まれる日々、東京和楽器再建への意欲を語ってくださいました。

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    パーソナリティ
    • 中村こずえ
      中村こずえ
      中村こずえ

      中村こずえ

      10月1日生まれ 天秤座。TOKYO FMアナウンサー出身。
      10代のころから今に至るまで、日本各地を旅し、47都道府県すべて訪れている。海外旅行も大好き。
      美味しい顔を見たくて(本当食べることが好きで)料理好きに。
      ワーキングマザーとして「簡単・テキトー・安い・早い・うまい!」をモットーとしたレシピ本を三冊出版している。
      スポーツはテニス、スキー、ゴルフ…すべて夫がコーチ!
      朗読の舞台公演や、講師の顔も持つ。

    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。