聞き手の思い出と重ね合せるニューアルバム「RAINBOW CHASER」とは？

今回の作品「RAINBOW CHASER」はオリジナル5曲、そしてビルボードライブ東京で行われたライブ音源2曲が収録されています。その中でもアルバムタイトルにもなっている楽曲「RAINBOW CHASER」の冒頭、”あの曲”という歌詞が出てきます。そのあの曲というのはTHE BEATLESの「Please Mr.Postman」のことだそう。ビートルズに出会って音楽を始めた伊藤銀次さんにとって、「Please Mr.Postman」というのは人生が変わった曲なんだそう。ならば、歌詞の中に「Please Mr.Postman」と入れなかった理由は？というこずえさんの質問に対し、伊藤銀次さんは、「みんなそれぞれに初めて音楽に出会って好きになったり、人生が変わった曲があるから、この歌詞を読んで、”あの曲”がみんなの”あの曲”になるように歌詞にいれなかったんだ。」と話してくれました。この曲を通して、自分の思いを落とし込んで欲しいそうですよ。

ボーナストラックに収録されたライブテイクの秘密

今回、ボーナストラックには、ビルボードライブ東京で行われた『45年目のウキウキミュージック ～The 45th anniversary～』のライブテイクが収録されています。その時のゲストボーカルに、杉真理さん, EPOさん, 高野寛さん,佐野元春さんが参加。その時にアンコールで歌ったのが「RAINBOW CHASER」のラストに入っている、DOWN TOWN。みんなで歌おう！と伊藤銀次さんは提案したそうですが、佐野元春さんは、「俺はコーラスだけでいいよ、僕は、コーラスの中にいるから。」と遠慮されたんだとか。今回、この楽曲を入れた理由として、今回のアルバム「RAINBOW CHASER」を作ろうと思った時に70’S 80’Sのシティポップ感を入れようと思ったんだとか。フランスのバンド「TAHITI80」がDOWNTOWNをカバーされたということもあり、今の時代こういう音楽がいいのかもしれないと思われたそうです。