中村こずえのSUNDAYHAPPYMAP

2019.03.05

全国の春の変わったお祭り!

「なるほど!ニッポン調査隊」

3月3日は、「ひな祭り」ですね!そしてニッポン放送から外を覗くと「東京マラソン」もみなさん走っていますね。ある意味、お祭りみたいな感じですよね。
以前、冬の変わったお祭り=冬の奇祭を調査したので、
今回調査するのは、「全国の春の変わったお祭り」!

変わった「ひな祭り」もありましたよ。
京都府京都市にある市比賣神社で開催の「ひいなまつり」。
祭神がすべて女性の神様で、女性の守り神として篤い信仰を集めています。
「ひいなまつり」最大の注目は、人間がひな人形に扮してひな壇に上ること。「男雛女雛の着付け実演」や「平安貴族の遊び(投扇興、双六、ひな茶接待)」など、などさまざまな催しが行われます。

ひな人形の数が、おそらく日本一じゃないかと思うのが、千葉県勝浦市で開催の「かつうらビッグひな祭り」!
遠見岬神社の石段には、およそ1,800体の雛人形を展示。さらに勝浦市芸術文化交流センター・Kusteには、貴重な雛人形8,000体が展示されています。他にも市内各所に雛人形が飾られ、トータルでおよそ3万体!!町中が雛人形だらけとなっています。ちなみに、勝浦市の人口が2018年10月現在で17,781人なんだそうで・・・

そして、春の奇祭もたくさんありましたよ!
まずは、福岡県朝倉市にある阿蘇神社で開催の「泥打祭り」!
おみくじで、その年の代宮司に選ばれた氏子が、純白の神衣を着て、子どもたちに、ひたすら泥を投げつけられるというお祭り。代宮司は儀式が行われている間「田の神」と呼ばれ、泥が付けば付くほど、その年は豊作になるといわれています。目も開けられないほどの泥を投げつけられるそうなんですが・・・
たぶん「俺の顔に泥を塗りやがって・・・」そんなことを想っているのではないでしょうか。
毎年3月の第4日曜、今年は3月24日に行われます。

富山県氷見市で開催の「ごんごん祭り」!
江戸時代初期に起こった大日照りのため、雨ごいをしたところ・・・雨が降り、農民たちは狂喜乱舞!上日寺の鐘を打ち鳴らして喜びあったのがお祭りの由来。
力自慢の若者たちが、長い松の丸太で、釣り鐘を連打、そのため「ごんごん祭り」と名づけられたとか。
「ゴンゴン鐘つき大会」というイベントもあり県内各地の力自慢が、1分以内に何回つけるか、競い合うそうです
今年は、4月17日(水)18日(木)に開催予定です。

新潟県南魚沼市にある普光寺で開催の「裸押合大祭」!
上半身裸の男たちが「さんよ、さんよ」の掛け声とともに押し合って、一段高い所に祀ってある毘沙門天を誰よりも早く参拝しようと押し合うお祭り。
また、重さ30キロほどの明かりが灯った大ローソクを抱えることから、「大ローソク祭り」とも呼ばれているそうです。
「はだか」に「ローソク」・・・女王様!と叫んでしまいそうですが・・・

新潟県からもうひとつ、魚沼市で開催の「しねり弁天たたき地蔵」!
江戸時代中期頃から伝わるお祭りで、変わったルールがありまして、
「しねり」とは、方言で「つねる」こと、「しねり弁天!」といえば男性は女性をつねっていいそうです。
逆に、「たたき地蔵!」と叫べば、女性は男性を叩いてもいいんだそうです。
男女が互いを派手につねり、たたき合う異様な光景が広がります。男性が女性をつねるのは安産を願って、女性が男性をたたくのはそのお礼だそうです。
今年は、6月30日(日)開催予定です。

最後に、山形県鶴岡市にある鶴岡天満宮で開催の「化け物祭り」!
布で顔を覆い隠し、目だけを出した「化け物」たちが、無言で通行人に酒を勧めるお祭り・・・
化け物は決して口をききません。というのも、口をきかずに祭りに3年参加し続けると願いがかなうと言われているからです。
鶴岡天満宮は学問の神様・菅原道真公を祀っているんですが、この「化け物祭り」のルーツは、
その昔、道真公が九州太宰府に流された時、道真公をしのぶ民衆たちが顔を隠して密かに酒を酌み交わし、別れを惜しんだという言い伝えからだそうです。
毎年5月25日に開催されます。

口をきかずに祭りに3年参加し続けると願いがかなう・・・
僕も落語の名人になりたい!という願いがありますよ・・・無言で名人になったら、それこそ「化け物」です。
立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 中村こずえ
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      中村こずえ

      中村こずえ

      10月1日生まれ 天秤座。TOKYO FMアナウンサー出身。
      10代のころから今に至るまで、日本各地を旅し、47都道府県すべて訪れている。海外旅行も大好き。
      美味しい顔を見たくて(本当食べることが好きで)料理好きに。
      ワーキングマザーとして「簡単・テキトー・安い・早い・うまい!」をモットーとしたレシピ本を三冊出版している。
      スポーツはテニス、スキー、ゴルフ…すべて夫がコーチ!
      朗読の舞台公演や、講師の顔も持つ。

    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。